知らなきゃ損!脂肪の種類で変わる「正しい痩せ方」

脂肪の違いについて

同じように食事制限をしても、すぐにお腹がへこむ人もいれば、全然変化が出ない人もいます。
それは、体に付いている「脂肪の種類」が違うからです。

脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があり、それぞれたまり方も落ち方も異なります。
この違いを理解せずに手当たり次第にダイエットしても、結果が出ないのは当然のこと。

今回は、2種類の脂肪の違いをわかりやすく解説しながら、それぞれに合ったダイエット法をお伝えします。
体の仕組みを知れば、もっとラクに、もっときれいに痩せられるようになります。

内臓脂肪と皮下脂肪の違いを知ろう!

内臓脂肪と皮下脂肪も「脂肪」と付くので、どちらも「余分なもの」「落としたいもの」と一括りにしてしまいがちですが、実はそれぞれ体の中で異なる役割を持っています。この違いを理解することが、効率よくダイエットを進める第一歩になります。

まず、内臓脂肪はその名の通り、胃や腸、肝臓などの臓器の周りにつく脂肪です。本来はエネルギーを蓄える重要な役割を持っており、体を守る“バッテリー”のような存在です。

ところが、食べすぎや運動不足、睡眠の乱れ、ストレスなどが続くと、この脂肪が過剰に蓄積されてしまいます。その結果、いわゆる「ぽっこりお腹」や「りんご型体型」になりやすく、生活習慣病のリスクも高まります。特に男性や、更年期以降の女性に多く見られる傾向があります。

一方で、皮下脂肪は皮膚のすぐ下につく脂肪で、体を外の刺激から守るクッションのような役割を果たしています。体温を保つという大切な機能もあり、まったくの悪者ではありません。ただし、つきすぎるとボディラインが崩れやすくなり、「下半身太り」や「二の腕のたるみ」などの原因になります。

女性はホルモンの影響で皮下脂肪が多くなりやすく、特にお尻や太ももなど、下半身にしっかり定着するのが特徴です。冷えやむくみ、血流の悪さなどが影響して、時間をかけてじわじわ増えるタイプの脂肪といえます。

この2つの脂肪の大きな違いは「落ちやすさ」にあります。内臓脂肪は比較的代謝が活発で、生活習慣を整えるだけでも早く減りやすい脂肪です。そのため、「少し運動を始めたらお腹がスッキリした」と感じる人は、内臓脂肪が多かったタイプかもしれません。

反対に、皮下脂肪は長い時間をかけてつくため、落とすのにも時間がかかります。「体重は減ったのに、見た目が変わらない」「太ももやお尻がなかなかスッキリしない」という場合は、皮下脂肪が原因の可能性が高いでしょう。

自分がどちらのタイプの脂肪を多く持っているのかを知ることで、アプローチ方法も変わります。まずは「内臓脂肪型」なのか「皮下脂肪型」なのかを理解し、自分の体に合ったダイエット法を選ぶことが、理想のボディラインへの近道になるはずです。

内臓脂肪には「リズムと代謝を整えるダイエット」

内臓脂肪は、日々の生活リズムに強く影響されます。
夜更かしや朝食抜き、ストレスの多い生活が続くと、ホルモンのバランスが崩れ、体が脂肪をためこみやすいモードに入ります。

改善のポイントは「規則正しく・代謝を上げる」こと。
特別なことをしなくても、まずは朝食をきちんと摂る、寝る前のスマホを控えるなど、生活を整えるだけでも内臓脂肪は減りやすくなります。

そして、代謝を上げるための運動も欠かせません。
ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動はもちろん、忙しい人におすすめなのが加圧トレーニングです。

加圧トレーニングは、短時間でも成長ホルモンの分泌を促し、脂肪燃焼をサポートしてくれます。30分程度の運動で、長時間運動したときと同じような代謝アップ効果を得ることができます。

さらに、加圧後の「血流改善効果」により、体のすみずみまで酸素と栄養が行き渡ることで、全身の巡りがスムーズになります。その結果、筋肉の回復が早まり、疲れにくく強い体を作ることができます。

このように代謝を高めながら生活リズムを整えることで、無理なく内臓脂肪を減らすことができるのです。

皮下脂肪には「筋肉を味方にする温めダイエット」

皮下脂肪は、冷えや運動不足などで血流が滞ると、どんどん燃えにくくなっていく脂肪です。特に女性は筋肉量が少ないため、体が冷えやすく、脂肪が溜まりやすい傾向があります。いくら食事を減らしても、体が冷えたままでは脂肪を燃やすスイッチが入りにくいのです。

このタイプの脂肪を落とすには、「筋肉を増やして体を温める」ことが何より大切です。筋肉がつくと基礎代謝が上がり、体が自ら熱を生み出す力が強くなります。筋肉はいわば“体のエンジン”であり、動かすことで脂肪を燃やす準備が整います。つまり、「筋肉=脂肪燃焼スイッチ」なのです。

ここでも、加圧トレーニングは非常に有効です。通常のトレーニングより軽い負荷でもしっかり筋肉を刺激できるため、運動が苦手な女性でも安心して取り組めます。血流を促しながら代謝を上げることで、冷えやむくみを改善し、皮下脂肪を落としやすい体へ導いてくれるのです。短時間で効果が出やすいのも、続けやすいポイントです。
血流が良くなることで、肌のトーンまで明るくなる嬉しい効果もあります。

また、筋肉が増えると姿勢も整い、全身のシルエットが自然に引き締まって見えるようになります。すると、体重が変わらなくても「なんだかスッキリした」と感じることができます。

皮下脂肪は時間をかけて蓄積するものです。同じように「少しずつ確実に落とす」ことが美しいボディラインをつくる近道。焦らず、コツコツと筋肉と血流のバランスを整えていきましょう。

まとめ

内臓脂肪は主に「生活リズム」で変わり、皮下脂肪は「血流と筋肉量」で変わります。
どちらも根本からアプローチすれば、体は必ず応えてくれます。

無理な食事制限や一時的なダイエットではなく、自分の体のタイプを知り、正しい方法で続けることが大切です。
そして、忙しい女性にこそ短時間で代謝と血流を同時に整えられる加圧トレーニングがおすすめになります。

内側から巡りの良い体をつくることで「脂肪を燃やす体」へ。見た目の変化だけでなく、軽やかでエネルギーに満ちた日々を手に入れましょう。

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