女性ホルモンがダイエットに重要!
基礎代謝量を上げることで、「新陳代謝が活発になる」「少しの運動でも脂肪が燃焼しやすくなる」「体温が上がり身体の不調を防ぐ」など多くのメリットがあります。この基礎代謝と女性ホルモンには密接な関係があります。加齢とともに低下する基礎代謝をいかに上げることができるかがダイエットにおいてとても重要となります。
今回は女性ホルモンと代謝について詳しくご紹介していきます。
エストロゲンとは?
エストロゲンは、脂質の代謝にもかかわっており肝臓での代謝量を増加させる働きを持っています。エストロゲンがきちんと分泌されていれば、太りにくいとされています。女性ホルモンのバランスが崩れることにより、脂質異常症や肥満になってしまうこともあります。
エストロゲンは別名「美人ホルモン」とも呼ばれており、卵胞期に分泌が増えます。エストロゲンは排卵に向けて赤ちゃんを迎え入れるために身体にスペースを作ろうと、内臓周辺の脂肪を小さくしてくれるため脂肪排出や燃焼を促してくれるのです。さらに、この時期には気持ちも前向きになり、ダイエットを開始するにはお勧めとなります。
エストロゲンの性質を理解し、エストロゲンが優位になっているタイミングを狙うことで、ダイエットなどの体重コントロールの効果をより高めることができるでしょう。
基礎代謝との関係
基礎代謝量は、女性の場合12~14歳が基礎代謝量が最も高いと言われており、その後は加齢とともに低下する傾向にあります。筋肉量が低下することで基礎代謝で消費されるエネルギーも低下をたどります。そして女性はホルモンバランスの乱れによって代謝が低下してしまいます。
女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」の分泌される量によって、ホルモンバランスが変化します。生理周期によっても引き起こるもので、「エストロゲン」の減少や「プロゲステロン」の増加によってバランスが崩れると代謝が低下し、脂肪や水分を身体に溜め込みやすくなってしまうのです。
生理周期や更年期、出産などによる女性ホルモンの乱れも代謝に影響を与えるため、女性ホルモンの乱れによって食欲が増加し、体内に水分や脂肪を溜め込むことで冷え性や疲れやすさにつながることもあります。基礎代謝を上げることで、身体の調子の良さを感じることができるはずです。
エストロゲンのバランスを維持するために
女性ホルモンの中でもダイエットに一番関係してくるホルモンがエストロゲンとなることがお分かりいただけたと思います。では、このエストロゲンを維持するためにはどうしたらよいのでしょうか。
まずは、栄養豊富な食事を摂ることが重要となります。特に以下の栄養素を含む食材を積極的に取り入れることで、エストロゲンの代謝をサポートします。
・食物繊維
全粒穀物、果物、野菜、豆類には食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整えることでホルモンバランスをサポートします。1日の摂取量の目安は20g程度、水溶性と不溶性のバランスよく取ると効果的でしょう。
・オメガ-3脂肪酸
オメガ-3脂肪酸は必須脂肪酸の1つで体内で作ることができません。そのため積極的に摂取することが大切となります。
サーモンやマグロなどの脂肪分の多い魚、アマニ油、チアシードに含まれるオメガ-3脂肪酸は、身体環境を整えるとされる成分です。女性の身体にいいとされるアマニ油ですが、熱には弱いため、生で摂るようにしましょう。
・ビタミンD
カルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持するために重要となります。太陽光に当たることで体内で生成されるほか、魚介類などを通じて摂取することができます。
次にエストロゲンのバランスを乱すため摂取を控えた方が良いとされるものがあります。
・アルコール
・カフェイン
・冷たい飲料物
・刺激物、添加物
これらの物質はホルモンバランスに影響を与える可能性があります。過剰な摂取はエストロゲンの代謝を妨げることになります。
女性ホルモンは増やすというよりも食事によって、ホルモンバランスをコントロールすることが出来るため女性ホルモンが減ってきても、バランスを整えることでホルモンバランスの乱れが起こす不調を軽減させることができます。
まとめ
基礎代謝量は、運動などの活動を行わなくても、自然と摂取したカロリーが消費される大切な身体の機能の1つです。基礎代謝が低いことで身体的に悪い影響を及ぼす恐れがあります。女性は特に女性ホルモンと代謝が密接に関係してくるため、ダイエットを行う最適な時期はいかにホルモンバランスを安定させるかがカギとなってきます。年齢やライフステージに応じてエストロゲンの変化を理解し、適切な対応を心がけることで健康的なライフスタイルを手に入れられるといいですね。
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