ダイエットにアルコールは厳禁?
秋も深まり、だんだんと夜の時間が長くなってきましたね。そんな過ごしやすい秋の夜長には、お酒と共にゆったりと食事をとることが楽しみの一つとしてあげられるのではないでしょうか。
ゆっくり時間をかけて食事をとることはダイエットには効果的ですが、その分お酒も進んでしまっていると注意が必要です。
今回はダイエット中にアルコールを摂る際に気を付けておくべきことをお伝えしたいと思います。
アルコールは本当にNGなのか
「お酒を飲むと太る」とよく言いますが、これは半分は正解で半分は間違いです。正確には「お酒の種類によっては太りやすいものがある」というのが正しいです。
まず、ダイエットをしていると常に気になってしまうカロリーです。お酒を選ぶ際にもカロリーを見て選んでいる人も少なくないと思います。
しかし、お酒のカロリーは「エンプティカロリー」と呼ばれていて、他の食品に含まれているカロリーと違い、摂取をしても体に蓄えられにくく、燃焼されやすい性質を持っているのです。そう聞くとエンプティカロリーなら、ダイエット中でもたくさん飲んでも大丈夫なんじゃないか?と思われるかもしれませんが、太る原因となるのはカロリーではなく、お酒に含まれている糖質なのです。糖質の高いお酒を飲んでしまい糖質がエネルギーとして消費されないと、脂肪細胞に中性脂肪として蓄えられてしまいます。
つまり、アルコール自体は適量を摂取する程度では太ってしまうリスクは少ないですが、糖質の高いお酒を好んで飲んでしまうと、それがダイエットの成功を妨げてしまうことになりかねません。ですので、ダイエットをがんばっている時には糖質の高いお酒を選ばないように、そして適度に楽しむようにしてくださいね。
糖質の高いお酒、少ないお酒とは
具体的に糖質の高いお酒、少ないお酒とはどのようなものなのでしょうか。
まず、糖質の高いお酒として挙げられるのは、ビールです。メーカーや種類にもよりますが、一般的なビール350ml缶でカロリーは150キロカロリーで、糖質は10gです。最近では糖質オフや糖質ゼロのビールも販売されるようになりましたね。どうしても飲みたくなった時には、そういった商品を利用してもらうといいと思います。
ただし、糖質ゼロではなく「糖類ゼロ」という言葉には注意をしてください。砂糖やブドウ糖などの糖類は含まれていませんが、合成甘味料が含まれていることがあります。選ぶ際にはチェックをしてみてください。
ビールの他には、日本酒や甘いカクテルなども糖質が高いのでNGです。特に女性の方だと甘くて飲みやすいカクテルは好んで飲まれる方も多いと思いますが、気を付ける必要があります。
では反対に糖質の少ないお酒は、ウイスキーやブランデー、ウォッカ、焼酎といった蒸留酒です。アルコール度数は高めですが、糖質はほとんどないため、太りにくいとされています。ダイエット中はこれらのお酒を選ぶように心がけてください。
お酒よりも気を付けるべきものとは
アルコール自体は適量であれば摂取をしても太る心配は少ないですが、アルコールを飲む時に一緒に食べるおつまみの方が太るリスクが高いです。
まず、アルコールを飲む機会というのは圧倒的に夜が多いですよね。夜は朝や昼と違って消費カロリーが少ないので、一緒に食べるおつまみ選びには注意をしましょう。
控えたいおつまみとして代表的なのはフライドポテトや餃子、ポテトサラダなどの揚げ物や炭水化物です。カロリーや糖質量が高く、血糖値も上昇しやすいです。アルコールを飲んでいると満腹中枢が麻痺して、少しのつもりが過剰に摂取してしまいがちなので、気を付けましょう。
では、どういったものを選べばいいかというと、高タンパク質で低カロリーな枝豆やお刺身、脂の少ないお肉などです。タンパク質は脂肪を分解する肝臓を助けてくれる働きもあるので、ダイエット中にはおすすめです。
ただし、カロリーや糖質を気にしすぎて何も食べずに飲酒だけをするというのもよくありません。何も食べないと、肝臓は何も栄養が届かない状態でアルコール分解のために働くことになるので、疲れて機能が低下してしまいます。すると通常おこなってくれるはずの脂肪分解の働きまで低下してしまうので、肝臓に栄養を届けるために種類と量に気を付けながら食べるようにしましょう。
まとめ
ダイエット中に注意しなければならないのは、アルコールではなくお酒に含まれる糖質や一緒に食べるおつまみが原因であることがおわかりいただけたと思います。さらに、加圧トレーニングをおこなっている人は、トレーニング後に飲酒をしてしまうと筋肉を成長させるホルモンが減少してしまい、トレーニング効果が下がってしまう可能性があるので、より気を付けるようにしましょう。
トレーニング当日はできるだけ禁酒をおすすめします。アルコールを控えることでむくみがとれたり、質の良い睡眠がとれたりと他にもいろいろなメリットがありますので、ぜひ生活習慣を見直してみてくださいね。
この記事へのコメントはありません。