コーヒーや紅茶にダイエット効果はある?
コーヒーや紅茶はとてもたくさんの人に愛されている飲み物であり、特に食後の一杯は日常の楽しみの一つになっているという人も多いのではないでしょうか。しかし、コーヒーや紅茶はただの嗜好品というだけではありません。実はダイエットや健康に大きく関係する飲み物なのです。コーヒーや紅茶にはどのようなダイエット効果があるのでしょうか。
今回は食後に飲む1杯のコーヒーや紅茶を楽しむ際に知っておくべき重要なことについてお話していこうと思います。食後の1杯を楽しみながらダイエットができたら最高ですね。
食後のコーヒー
コーヒーに含まれるカフェインには、脂肪燃焼促進効果があります。カフェインは脂肪酸を分解しエネルギー消費を高めるため、体脂肪の減少につながる可能性があるのです。そして食後にコーヒーを飲むことで食欲を抑制する効果が期待でき、間食の予防にも役立ちます。
ダイエット効果を得るためにの摂取量は1日3~4杯が目安とされています。コーヒーは過剰摂取すると健康リスクを高める場合もありますし、睡眠にも影響を与えてしまうため、夕方以降の摂取を控えるなど、飲むタイミングを意識して食後のコーヒーをうまく取り入れることで、ダイエット効果を最大限に引き出すことができるでしょう。
そして、コーヒーを飲むときのポイントがあります。まずは、ブラックを選ぶようにしましょう。ブラックコーヒーの香りを楽しみながら飲むといいですね。
次にアイスよりホットがおすすめです。温かい飲み物には食欲を抑える効果もあるのです。
そして最後はインスタントコーヒーよりドリップがおすすめです。ドリップの方がカフェインがやや多く含まれているそうです。
コーヒーで代謝アップ
コーヒーが代謝を向上させる効果をご存じでしょうか。
カフェインには血行促進の作用があり、これが代謝を高める一因となっています。基礎代謝とは体温が1度上がることで13%~15%も変動すると言われています。特に意識してする運動ではなく呼吸や内臓の働きなど私たちが生きるために必要なエネルギー消費を基礎代謝といいます。基礎代謝が良いことで、食べた物がエネルギーとして消費されやすくなり、太りにくい体質へと導かれます。
また、カフェインには利尿作用があります。体内の老廃物が効率的に排出されることでむくみの解消にもつながるのです。これらの相乗効果により、コーヒーは代謝を上げ、痩せやすい身体を作るサポートとなるのです。
紅茶もコーヒーと同様の効果がある?
紅茶にもコーヒーと同じカフェインが含まれています。このカフェインはコーヒーと同様に体脂肪の分解・燃焼を促したり、基礎代謝をアップさせたりする作用があります。特にカフェインを摂取したあとは、体脂肪が分解されやすくなります。そこで運動の前に紅茶を飲んでみてはいかがでしょうか。カフェインは摂取後30分以内で血中濃度がピークに達し、その効果は4時間程度持続します。よって、運動前に取り入れることをおすすめしたいのです。
さらに食事前に摂取することでもう一つ良い点があります。血糖値の急上昇が抑えられたり脂質の吸収を抑制するという効果が期待できます。間食を摂る際にも紅茶を飲むようにすると良いでしょう。紅茶特有のポリフェノールである「テアフラビン」には、脂質の吸収を抑える作用があります。
脂質が体内に吸収されるためには、胆汁による「乳化」が必要となります。しかし、テアフラビンはこの乳化を妨げるため、脂質の吸収を抑制することができるのです。さらに紅茶にはタンニンが含まれています。タンニンはカテキン類の総称となります。カテキンといえば緑茶に含まれている成分で有名ですが、紅茶にも含まれています。これも紅茶ポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。ダイエット効果として期待できるのは脂肪吸収抑制作用です。これは痩せるというよりも、太りにくくなる効果をいいます。
まとめ
食後のコーヒーや紅茶がダイエットを助ける働きをしてくれるなんて驚きですよね。コーヒーや紅茶を飲むだけで痩せるわけではありませんが、上手に活用することでダイエットの味方になってくれるでしょう。
しかしながら、特にコーヒーは消化器官への影響が個人差により大きく異なります。胃酸過多や胃腸が敏感な方にとって、コーヒーの成分が刺激となってしまうことがあります。コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸は、胃の酸度を高め、胃粘膜を激することがあるため、胃の不快感や胃痛、時には胃炎を引き起こすことも考えられます。
ご自分の身体と相談しながら、バランスの良い食事とともにコーヒーを楽しむことで胃腸への影響を軽減させることができるかもしれません。個々の体調やカフェインの耐性に合せて適切な量を摂取することを大切にし、自身のニーズにあった方法で摂取して食後のコーヒーや紅茶を楽しみましょう。
この記事へのコメントはありません。