ながら食べは食の悪習慣!
普段から「ながら食べ」が習慣になってはいませんか?忙しい現代の中、パソコンを操作しながら片手でランチ、スマホが普及し手放せない昨今、SNSを見ながら口元に箸を運ぶ、そんなことをしている方が多くなっているのではないでしょうか。しかし、ながら食べは食事を味わう楽しみを奪うばかりか、肥満やストレスの原因にもなりかねないということをご存じでしょうか。今回は、食の悪習慣である、ながら食べについて3つの項目に分けて詳しくお話ししていこうと思います。
仕事・読書・スマホとのながら食べは要注意!
スマホやパソコン、雑誌を読みながら食事をする、ながら食べをして「行儀が悪い」と叱られた経験がある人もいると思います。あるいは食事をともにしている者同士が携帯に夢中でコミュニケーションが取れないといったことが問題視されています。行儀がどうこう、コミュニケーションがとれないという問題もさることながら、ながら食べは体にも悪影響を与えています。
しかしわかっていても、やめられないのがながら食べですよね。今やスマホは手放せないアイテムですから、いたしかたない部分もあると思います。しかし一方でながら食べをすることで太る理由があります。その理由については次の項目で詳しくお話ししようと思います。食事の際はスマホやPCと距離をおき、食事をきちんと食べることに集中し、健康的な食生活を心がけたいですね。
ながら食べが太る理由
ながら食べのデメリットが3つあります。
まず1つ目は食べた量を把握できなくなるということです。食事への満足感は目からの情報も重要なポイントです。テレビやスマホ、本を読みながら食べると目からの情報が少なくなり、どれだけ食べたかを把握することが出来なくなってしまいます。よって、満足感が少なくなり、食べ過ぎてしまう原因となるのです。
そして2つ目は噛む回数が減るということです。ながら食べをすることにより、つい噛むことがおろそかになり、咀嚼の回数が少なくなります。また、消化酵素を含む唾液の量が減ってしまうため、消化吸収機能の不良の原因ともなります。咀嚼回数が多ければ満腹中枢を刺激し、満足感へと繋がりますが、ながら食べをすることで噛む回数が減り満足感を感じにくくなってしまうのです。
3つ目は早食いになるということです。ながら食べをすることにより、あまり噛まず食事をすることでつい早食いになってしまいます。脳が満腹感を感じるまでに、食事を始めてから約20分程度かかると言われています。早食いは脳が満腹感を感じるまでについつい食べ過ぎてしまうことになります。そこで、食材の繊細な味に集中できるよう、薄味にを心がけたり、1口30回の咀嚼を意識するなどまずは無理なくできる範囲から習慣にしてみましょう。
健康によく効率的なのは「ながら食べ」ではなく「ながら運動」
「ながら運動」とは、日常生活の中で何かをするついでに運動すること、「〇〇をしながら」運動をするということです。ながら運動は誰でも手軽に始められるというメリットがあります。さぁ運動するぞ!と意気込まなくても、例えば洗面所に立っている間に踵上げやスクワットをしたり、掃除機をかけるときに、両膝をまげたままの低い姿勢のまま移動するということを心がけたり、床は雑巾がけで掃除するなどいろいろとあります。
お子さんがいらっしゃる方ですとお子さんとスキンシップを取るときも運動をするチャンスです。寝ころんだ状態で子供を脚に乗せ足を屈伸したり、子供を抱っこしてスクワットをするなどお母さんは運動になりますし、子供は喜び一石二鳥ですね。
思い立ったその日から手軽に始められ、誰でも自分のペースで行える為、生活スタイルに合せられるので、継続しやすくもあります。「ながら食べ」の習慣に気をつけ「ながら運動」を生活の一部に取り入れることでダイエットにも効果的です。まずは自分ができそうな簡単なことから積極的に、ながら運動を取り入れてみてください。
まとめ
既にながら食べをすることが習慣になってしまっている方は、まずは朝ご飯だけ、夜ご飯だけなど、1食からでも食事だけに集中する時間を作ってみてはいかがでしょうか。目の前の食事にだけ集中することで、食事の香り、見た目、味、脳の満足感、唾液の分泌、腹八分目の感覚など、ながら食べでは気づかなかった感覚が目覚めるはずです。健康的でバランスの良い食事もながら食べをしてしまっては台無しです。健康的な食事は、内容も大事ですが、どの様に食べるかも大事となってきます。
なかなか減らない体重、気が付くと毎回の食事を食べすぎてしまっているせいかもしれません。まずは食べ物に対する意識から見直してみてはいかがでしょうか。そして逆に効率的である、ながら運動を生活の一部のどこかに取り入れてみてください。
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