夏太りをする原因とは
夏になると、夏バテをして食欲不振で痩せてしまったという人がいる一方で、なぜか夏になると太ってしまうという人も多いと思います。
夏に太ってしまうという人は、日々の生活の中で無意識に太りやすい行動をとってしまっていることが多いです。特に今はコロナ禍という状況で、テレワークなどによって家で過ごす時間が増えてきていると思います。外での活動が制限される中で自粛太りも気になるところですよね。
少しの工夫や意識を変えるだけで、夏特有の太る原因を解消し、太りにくい夏の生活習慣を身に着けておきましょう!
基礎代謝の低下とカロリー過多
まず一つ目の原因は「基礎代謝の低下」です。
気温が高いと汗をかいて脂肪も燃えそうな気がしますが、そうではなく反対に脂肪は燃えにくくなっています。
私たちの体は恒常性の働きによって、暑い季節でも寒い季節でも、常に体温を36~37℃を維持しています。冬のように、体温と外気の温度差があればあるほど、体の中で熱産生(代謝をして熱を放出すること)をさせるので、カロリー消費や基礎代謝量が増加をします。反対に夏は、冬のように活発な熱産生を必要としない為、自然と基礎代謝が低下しやすくなるということです。
夏の定番メニューのそうめん、ラーメンなどの麺類やカレー、丼ものなど糖質中心の食事が多くなりますよね。夏は台所に立つのも暑いので、なるべく調理時間をかけずに手軽に用意ができる一品物がどうしても増えてしまいます。もちろんこれらのメニューを食べてはいけないということではありませんが、どうしても野菜やタンパク質などの栄養素が不足してしまい、カロリーだけを摂りすぎてしまうので、頻繁に食べてしまうと摂取したカロリーが消費されずに太ってしまう原因となります。
糖質ばかりに偏りすぎないようバランスの良い食事を心がけましょう。
クーラーや冷たい食べ物による体の冷え
二つ目の原因は「体の冷え」です。
暑い夏はクーラーのかかった部屋で一日を過ごすことも多いと思います。お風呂も湯船に浸からずにシャワーだけで済ませるような日々が続くと、体はすっかり冷え切ってしまいます。体の冷えは脂肪を燃焼しにくくなります。それだけでなく血行が悪くなり、むくみも引き起こします。暑い夏ですが、冷やしすぎはダイエットにはマイナスですので、注意をしましょう。
また、冷たい食べ物を食べ過ぎて胃腸を冷やしてしまうことにも気を付けましょう。普段はジュースやアイスを食べる習慣がない人でも、夏はついつい冷たいものに手を伸ばしてしまうことが多くなると思います。ですが、冷たいものばかりを食べ過ぎてしまうと、栄養バランスも偏りますし、胃腸が冷えることで便秘にもつながります。そして何と言ってもジュースやアイスは高カロリーです。夏太りしないために、食べ過ぎには十分気を付けましょう。
運動不足と生活リズムの乱れ
三つ目の原因は「運動不足と生活リズムの乱れ」です。
真夏は毎年猛暑となるので、自然と運動や外出を控える人が増えてきます。熱中症の心配もありますし、特に今はコロナ禍なので外出を控えてみえる方も多いと思います。そうなると自然と運動不足なってしまいますよね。
ただ運動量が減ってしまうだけではなく、家にいる時間が増えるので、無意識に食事量が多くなってしまいます。特にお腹が空いていなくても、時間があるとついついお菓子にコーヒーといった間食をとってしまいがちです。家で過ごす時間は、テレビやスマホを見ながら自由に過ごすことができますが、その分消費カロリーが少なくなります。それに対して間食などの摂取カロリーは多くなるので、太ってしまう原因を作ってしまうのです。
また、夏は夏休みやお盆休みという長期休暇があるので、いつもより朝ゆっくり起きたり、夜更かしをしたり、食事時間もバラバラになったりと生活リズムが乱れやすいです。生活リズムの乱れは睡眠不足や食事量の増加などを引き起こしてしまいます。
季節や長期休暇などに左右されず、食事や運動の習慣をしっかりと身に着けていられると、体調も体型も崩しにくくなるので、ぜひ意識してみてください。
まとめ
日本の夏は本当に暑いです。運動が大切だと分かってはいても、暑くてなかなか運動をする気になれない!という方も多いですよね。また、昼間に外で運動するのは危ないからと、朝や夕方に外で運動する方もみえると思います。ですが、陽が出ていない朝や夕方でも30度を超えることもあり、熱中症のリスクは十分にあるので注意しなければなりません。
そんな暑い夏にこそ、ぜひトレーニングスタジオで暑さに関係なく快適に運動を行っていただくことをおすすめします。運動は安全な状態で行っていただくのが基本条件です!
夏が終わると次に待っているのは「食欲の秋」です。夏太りを防げないと脂肪はその上にどんどん蓄積されていってしまうので、そうなる前にバランスの良い食事や運動習慣を今から身に着けいくことが大切ですね。
この記事へのコメントはありません。