加圧トレーニング後にオススメな水泳
加圧トレーニング後に大量に分泌される成長ホルモンは、加圧開始後15分でピークに達します。この成長ホルモンには脂肪の分解を促す効果があります。加圧トレーニング後2時間後には脂肪の分解量が最大になるため、この2時間の間に有酸素運動をすることにより、効率よく脂肪を燃焼させることができます。そこでおすすめしたいのが水泳です。
水泳はウォーキングやジョギングなどと同じ有酸素運動の一つですが、水の中では陸上で行う運動では得られない効果が期待できるといわれています。有酸素運動は脂肪をエネルギーとするため、単にカロリーを消費するだけでなく体脂肪を減らすことにも適しています。今回は水泳がダイエットにいい理由と加圧トレーニングとの関係についてご紹介していこうと思います。
無理なく全身運動ができる
水泳ダイエットがいい一番の理由は、陸上で行う運動よりも消費カロリーが多いことです。水泳は、水中にいるだけでカロリーが消費されます。抵抗空気よりも粘性が高い水中では、陸上と同じ時間、同じ動きをしてもカロリー消費量が2~3倍とも言われています。つまり、陸上での運動よりも短い時間でカロリーを消費できるということになります。
水泳は身体にとても良い影響を与えるとされていますが、それは水の特性にあります。プールの中では陸上より大きな負荷が身体にかかりますが、水の圧力は心臓の負担を軽減する働きがあります。さらに、水泳は水の抵抗により日常生活では動かすことのない筋肉を使います。陸上で行う有酸素運動とは違い、運動強度が高く、継続して行うことで体脂肪の燃焼効果・内臓脂肪の減少や呼吸循環系の機能向上の効果が期待できます。水中での運動は、全身を使うため水の中では身体全体が水圧による負荷を受け続けます。この水圧のおかげで末端の血液が流れて心臓に戻ります。血行がよくなることで代謝を高める効果が期待できるのです。
さらに、水の抵抗により、全身の筋肉が使われ血流が良くなっているため、バランスの良い身体作りができるということです。水中では浮力がはたらくため、膝や腰などへの負担を軽減させることが出来ます。水泳は肥満気味の方や足腰に疾患がある方でも無理なく取り入れやすい運動といえます。
脂肪を燃焼させて体温を維持する
水温は体温よりも低いため、水に身体の熱が奪われやすく、ただ水中にいるだけでも身体は体温を維持しようとエネルギーを消費するため、水泳は陸上での運動よりも効率的に脂肪燃焼が見込めます。さらに、体温と比較してやや温度の低いプールでは、身体は水中で体温を一定に保とうとするため、代謝アップにもつながります。
水泳では全身の筋肉を使うため、乳酸が多く発生します。水中では陸上にいる場合より酸素不足になり、肺や心臓に負担がかかる水中においては乳酸がエネルギー源としての役割を果たします。これは乳酸の消費量がエネルギー消費につながるためだといわれています。水の中で運動を行うことで、血流を良くし、基礎代謝を高めて体温を上げる効果をもたらします。基礎代謝が上がることで、日常的なエネルギー消費量も増加しますので、より高い脂肪燃焼効果を期待することができます。
加圧トレーニングと水泳の関係
水泳だけでもダイエット効果があることがおわかりいただけたのではないでしょうか。特に有酸素運動の中でも水泳は加圧トレーニング後の運動としては、運動強度を高めつつ、ケガなどのリスクが少ないため、合わせて行うトレーニングとしてとても最適な関係性と言えます。
水の中での運動は衝撃が少ないため、ランニングのような激しい運動ができない方、関節を痛めている方にはとても有効な有酸素運動です。
さらに、泳げない人にもおすすめなのが、水中ウォーキングです。体力に自信がない場合においても気軽に取り組むことができます。
体力がないけど、ダイエットをしたいという方には加圧トレーニングの後に行うことで、水中での運動がより高いダイエット効果を期待できるのです。加圧トレーニング、水泳ともに短時間で激しい運動をしなくても効率よくダイエット効果を得られるという点においては共通するものあるのではないでしょうか。
まとめ
今回は加圧トレーニングとあわせて行うことでより良い効果を得られる有酸素運動の中でも水泳に注目してご紹介しました。水泳と言っても、まったく泳げない、運動が得意ではないという方は、まず水中ウォーキングから行ったり、アクアビクスなどの水に親しめる運動がたくさんあります。大切なのは自分に合ったトレーニングを持続させることができるかどうかになります。最初は簡単な水中運動から始めてみてはいかがでしょうか。水泳ダイエットは、たとえ体重が減少しない場合でも、身体は確実にシェイプアップされます。加圧トレーニングとうまく組み合わせて効率よくダイエットを成功させましょう!!
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