ダイエットの大敵!超加工食品とは?

超加工食品について

ダイエットや健康のために食事の量を減らしたり、カロリー制限をしていらっしゃる方は多いと思います。しかし、減量をするためにはカロリーのことばかりを気にするのではなく、「超加工食品を食べないこと」を意識することも大切です。

超加工食品って一体どんな食べ物??という方のために、今回は超加工食品についてと、体に及ぼす影響についてお話ししたいと思います。

超加工食品とは?

まずは、加工品というのは「原料または他の製品に手を加えて作った製品」のことを言います。果物や生野菜など、そのものの状態で食べる以外は、ほとんどの食品が加工食品となります。

では、なぜ食品を加工するのでしょうか。それは多くの食品が長期間保存することができないからです。そのため、いろいろな方法や手段を使って食品を加熱したり、調味等をして加工品を作るということです。

また近年では、調理を簡単にし、時間を短縮化することなども目的とされています。そして、加工品の中でも「超加工食品」と呼ばれるものは、一般家庭での調理に使用されない物質「カゼイン、香料、甘味料、着色料、防腐剤、乳化剤」などの食品添加物を多く含む食品のことです。

例えばインスタントラーメンや、スナック菓子、菓子パン、ハンバーガーなどのいわゆるジャンクフードのことですね。皆さんもよく食べてしまっていませんか?これらの食品はいろいろな種類があって美味しいですし、すぐに食べられて、とても便利です。ですが、超加工食品は満腹感が得られにくいため、カロリー摂取量が増えてしまうことが多いです。

カロリー計算をする人は、当然低カロリーの食品を求めますよね。そういった人に向けて食品メーカーはカロリーを減らすために食品を加工をしていきます。食品から脂肪と砂糖を取り除いて、口当たりをよくするために化学物質や甘味料を加えることもあります。

ですが、いくら低カロリーでも、先ほどお伝えした通り加工度の高い食品は満足感が得られないため、ついつい食べ過ぎてしまって、体重増加につながってしまいます。カロリーを意識しすぎてしまう人は、結果的により多くの超加工食品を食べることになってしまうので、摂取カロリーをコントロールするためには、食品のカロリーよりも食品の質に注目することが大切です。

食品添加物はダイエットの大敵!

超加工食品には食品添加物がたくさん含まれているとお話しましたが、添加物というぐらいですから、自然なものではないので体にあまりよくないものだということはなんとなくお分かりかと思います。ですが、ダイエットとはあまり関係がないように思えますよね。

実際、食品添加物とは食品に味をつけたり、色をつけたり、腐るのを防ぐために添加される物であって、それ自体にはカロリーもなく、血糖値を急上昇させるわけでもないので、直接的に太る原因になるわけではありません。

しかし、気づかないところで間接的に太ってしまうメカニズムがあります。

まず、一番わかりやすい原因からお話すると、単純に添加物が入っている食品は糖質や脂質、油を含んでいる量が多いものがほとんどです。つまり添加物にはカロリーがなくても、添加物を多く含んでいる食品は高カロリーになってしまっているということですね。先ほどもお話ししたような菓子パンやインスタントラーメン、コンビニで売られているようなホットスナックなどが当てはまります。調味料として化学調味料が使われているものが多く、保存料や、パンに関しては乳化剤などが入っています。

また、糖分や塩分、油分の絶妙なバランスによって人の味覚に旨味を感じさせて、中毒性も引き起こします。食べ出したら止まらない状態になり、より食べ過ぎてしまうことになってしまうので、添加物に注意しながら食品を選ぶようにしましょう。

肝臓の負担になり、基礎代謝を邪魔してしまう

食品添加物は化学物質なので、体はすぐに消化吸収ができません。そのため、肝臓で解毒してから不要な物質として排出されます。つまり、食品添加物を多く含む超加工食品を食べることで、肝臓に負担をかけてしまうことになります。肝臓は栄養の代謝に大きく関わっている臓器なので、代謝の低下に直結してしまいます。

基礎代謝といえば、筋肉も関係していますが、それよりも基礎代謝の量が多いのが内蔵です。中でも肝臓の基礎代謝量は大きく占めていますので、ダイエットに大事な基礎代謝を邪魔してしまうことになります。

また、解毒の時にビタミンやミネラルを使ってしまうのですが、脂肪燃焼にもビタミンやミネラルが必要です。その脂肪燃焼時に必要なビタミン、ミネラルが不足するということは、ダイエットの進み具合にも悪影響が出るのも理解できますね。

ダイエット中は「低カロリー」「カロリーゼロ」の食品に目がいきやすいと思います。しかしそれらの商品は、カロリーを下げるために人工甘味料のサッカリン、アスパルテーム、スクラロースなどの食品添加物が入っているものが多いです。こうした化学的に作られた合成甘味料は、砂糖の数百倍の甘味を持っているため、カロリーの低い食品を作ることができるのですが、カロリーがないからとたくさん摂取していると、カロリーは低くても食品添加物をたくさん摂ってしまっていることになります。

すると肝臓の負担が大きくなり、ダイエットに重要な基礎代謝を下げることになってしまいますので、食品添加物が与える体への悪影響を少しでも意識しながらダイエット中の食事管理もしていけるといいと思います。

まとめ

ダイエットを成功させるためには、カロリーばかりを気にするのではなく、食品に含まれている添加物に気をつけることが大切です。しかし完全に添加物を取らないようにすることは、ほぼ不可能です。流通しているあらゆる食品には添加物がほぼ入っているからです。

ですので、コンビニやスーパーで買い物をするときには「甘味料、着色料、保存料、酸化防止剤、防カビ剤」などの記載が少ないものを選び、より健康的で痩せやすい体づくりを目指していきましょう。

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