冬に太りやすい原因とは?
冬は太りやすいイメージがありますよね。冬に太りやすい原因はいくつかあります。しかし、実は夏より冬の方が基礎代謝が高くなるため痩せやすいということがいわれています。それでも冬に太ってしまうのはなぜでしょうか。今回は冬に太りやすい原因と対策について詳しくご紹介したいと思います。
冬と夏の基礎代謝
「冬は太りやすい」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実は、夏より冬のほうが基礎代謝が高くなります。
人は何もせずじっとしている時でも、心拍や呼吸、体温維持などを行って、生命活動を維持するためにエネルギーを消費しています。これを基礎代謝と言います。冬に基礎代謝が上がるのは、冬は気温が低いため、体温を維持するために熱の産生が活発になり、必要エネルギー量が増えるためです。それなのに冬に太りやすくなってしまうのはなぜでしょうか。
冬に太りやすい理由
冬に太りやすい理由として3つあげられます。
1.運動不足
寒いと外に出るのも身体を動かすのも億劫になりがちですよね。日照時間も短いため、自然と活動量が減ってしまいます。1年で一番運動したくない季節は、夏と冬で約9割以上となっており、そのうち約4割の人が1年で一番運動したくない季節は「冬」と回答しています。その解答の理由が「寒くて外に出るのが億劫だから」がダントツです!
ジム通いをしているひとでさえ、約半数以上が冬はジムをさぼりがちになっているという事が判明しました。寒さや環境が運動するモチベーションを阻んでいるようですね。このように冬は特に運動不足になる人が多いということです。
2.高カロリー・高脂肪な食べ物
冬と言えば、クリスマスや忘年会、年末年始や新年会など飲食を伴うイベントが多くなるため、注意が必要です。
このようなイベントで出される料理には、クリスマスケーキやチキン、お餅などの糖質や脂質の多い食べ物を食べる機会やお酒を飲む機会も多く、気づかないうちに太ってしまうという可能性があります。
3.冷え
冬の寒さは血行不良を起こすため、冷え性や肩こりなどの不調をはじめ、内臓機能までも低下してしまいます。身体に栄養素が上手く行き渡らないようになると、脂肪を燃焼しにくい身体となります。その結果、余分な脂肪や老廃物が蓄積しやすくなり、「太りやすく痩せにくい身体」となってしまうのです。血行不良により、むくみやセルライトもできやすくなります。このように冷えを生じることで、代謝が悪くなってしまいダイエットがうまくいかない原因になってしまうのです。冷え太りという言葉があります。基礎代謝が高い人と、低い人が同じものを食べた場合はどうでしょうか。太りやすいのは、基礎代謝が低い人です。食事をして栄養が、効率よくエネルギーに変わらず、蓄積されて脂肪となります。また、身体の中でエネルギーがうまれる際、「熱」が生じますが、基礎代謝が低い人は熱が生じにくく、「冷え」を感じやすくなります。栄養が蓄積されて脂肪となり、冷える、これが俗にいわれる「冷え太り」ということになります。
対策
冬は1年の中でも最も痩せやすく、ダイエットに適した季節と言われています。そこで、冬太りしないためにはどんな対策をしていけばよいのでしょうか。
冬太り対策①バランスの良い食事を心がける
ビタミンや食物繊維が豊富な「野菜」、たんぱく質が豊富な「肉」「魚」「卵」を意識して摂取するようにし、バランスの良い食事を意識しましょう。逆に気をつけたい食事は、糖質&脂質が組み合わさっている食事の摂りすぎです。
例えば、「パン」「ケーキ」「お菓子」など、小麦粉と砂糖と油分で作られているものは太りやすい組み合わせとなります。極端に炭水化物を摂らないなどの方法は、満腹感やバランスのためにもお勧めはできません。全体のバランスが大事となりますので、総カロリーに注意しながら、バランスを意識して食事をするとストレスもたまりにくく良いですね。
冬太り対策②運動習慣を身につける
朝起きて30分だけ散歩をする・スクワットを10回だけやる・寝る前に少しだけ筋トレをするなど、少し運動をするだけで脂肪燃焼が可能となります。もともと冬は体熱生産で代謝が上がりやすいため、身体を動かすことで代謝効率がさらに向上します。生活の中で取り入れやすい運動を意識して運動習慣を身につけてみましょう。
冬太り対策③身体を内側から温める
外気が寒い場合は身体が熱を作ろうとしますが、それでも体温が上がらず身体が冷えた状態が続くと、血流が悪くなり、代謝が低下していきます。これがいわゆる「冷え」の状態となります。そこで気をつけたいのが、冷たい飲み物や食べ物を避けることです。冷たい食べ物や飲み物は胃や腸などの内臓冷えの原因となります。飲み物は常温やホットにし、身体を温める食材を意識して摂ることをお勧めします。さらに手足やお腹周りを冷やさないように、靴下や腹巻などを着用し、温度を逃がさない工夫を取り入れてみましょう。お風呂では必ず湯船に浸かって身体全体を温めましょう。身体が温まると、血管が拡張し、血流がアップします。
まとめ
季節が変わると私たちの体型にも少なからず影響を及ぼすため、太りやすい原因や対策を知っておくだけで、知らないうちに太ってしまったということを防ぐことが出来ます。冬場の代謝が上がることを意識して、このタイミングをいかに利用できるかで冬太りを抑えることが出来ます。季節ごとの身体の変化と特徴をよく理解して、ダイエットを成功させましょう。
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