体重を意識しすぎはNG
ダイエットをする上で一番に気にすることは体重の変化ではないでしょうか。毎日食事制限をしているのに全然体重が減らない、むしろ増えている、そんな風に思っていませんか?体重を気にし過ぎて心が折れてしまうことも多いのではないでしょうか。
今回は体重=痩せるではないということ、体重を意識し過ぎずキレイに痩せる方法について解説していこうと思います。
体重に一喜一憂してはいけない理由
一日の体重の変化はほとんどが誤差となります。体重を量る目安は週に1回~1ヵ月に一回量るくらいをお勧めします。
なぜなら、水を飲むだけでも体重は増えます。ダイエットといえば水を飲むことが基本といってもいいでしょう。
水を飲むメリットとして、
①0㎈
②水分補給ができていると食欲が適正となる
③老廃物が排出されやすくなる
④血流が良くなって糖代謝が促進される
⑤リラックス効果がある
などがあります。
しかしながら、水1リットルがちょうど1㎏のため、1リットル飲むと1㎏近く体重が増えることになります。
さらに、体重は便秘とむくみにも影響を及ぼし、一気に増えることもあります。女性であれば排卵後~生理中は黄体ホルモンの影響により、
①水分が取り込まれやすくなる
②便秘になりやすい
③血糖値が下がりやすくなり、上げるために食欲が増してしまう
といったことが起こります。生理前から生理中は痩せにくいという原因はこのようなことから言われるのですね。
体重は落ちたり上がったりを繰り返しながらだんだんと減っていく傾向があります。毎日体重計に乗って体重に一喜一憂をしているとモチベーションがどんどん下がるばかりでダイエットを継続することが難しくなります。
体重の代わりに目安となることとは?
ダイエットの目的として体重を減らすことから無駄な体脂肪を減らすことに目を向けてみましょう。ダイエットを始めると食事制限に加えて、運動を始める方も多いと思います。しかし、運動をすることで筋肉がつきます。筋肉は脂肪の1.2倍も重いとされています。筋肉がついたことにより、ダイエットを始めた頃は体重が増えることがあるため、体重を気にする必要はないということになります。
そこで、体重の代わりに目安にすると良いのは見た目です。ダイエットにおいて、女性の見た目を大きく左右するのは、筋肉量と脂肪量のバランスです。筋肉量が多くなれば身体にメリハリができ、より健康的な印象を与えることが出来ます。筋肉量が多くなると基礎代謝もあがります。これはリバウンドしにくい身体作りにとても大切となってきます。そこで、見た目を重視したダイエットを行うためにはどのようなことが大切となるのでしょうか。
キレイにやせるために
筋肉量が多く脂肪量が少ない身体はメリハリがあり、より健康的な印象をあたえます。これはキレイに痩せるということへの基本理念となります。
筋肉量を維持しつつ見た目重視のダイエットを行うために、実際の身体の変化をより正確に把握できる、効果的な方法をご紹介します。
①たんぱく質の摂取
1日あたりのたんぱく質摂取量は体重1㎏あたり1.5~2g程度が目安となります。1日の食事時に分散させることで効果的に筋肉量を維持することが出来ます。
②筋力トレーニング
週に3~4回程度、筋肉を休める期間をとりながら、改善したい部位を中心としたトレーニングを行うと効果的に体型改善が望めます。
③有酸素運動の組み合わせ
週に2~3回、30分~60分程度の有酸素運動を取り入れることで、脂肪燃焼を促進し、心肺機能を向上させることが出来ます。
④写真で身体の記録を行う
週に1度、同じ時間、同じ場所、同じ姿勢で写真をとって、比較をすることにより、見た目の変化を視覚的に把握することができるため、変化を感じやすくなります。
⑤食事の記録をする
スマホアプリや写真を撮影して、定量的に食事管理を行いましょう。
⑥具体的な目標設定
体重を減らすことを目標設定するのではなく、身体の改善したい特定の部位に注目し、具体的な解決策を設定してみましょう。ウエストを3cm減らすなどです。
以上のことを意識するだけで、体重に大きな変化はなくとも見た目からキレイに痩せることが出来ます。無理なダイエットをして、健康的に痩せることが出来なければダイエットは成功したとは言えませんし、すぐにリバウンドしかねませんからね。
まとめ
体重=痩せるということばかりに目を向けていると、体重を減らせないもどかしさからダイエットを継続することも難しくなります。体重を量らずとも、見た目を重視することで、本来の美しさと健康を兼ね揃えた持続可能なボディメイクが可能となります。重要なのは、筋肉量と脂肪量のバランスを理解し、それに基づいたトレーニングと栄養摂取を実践することです。
キレイに痩せるためにも体重計の数値に依存せず、見た目重視のダイエットを実践してみてはいかがでしょうか。
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