むくみを解消する方法とは?
体型がスッキリしない原因のひとつにむくみがあります。体質のために女性の方がむくみやすいと言われていますが、男性でも4割の方がむくみを実感しているというデータがあります。むくみを解消すると言っても対策が面倒で放置しがちではないでしょうか。
マッサージや着圧ソックスなどで対策されている方もいらっしゃるかと思いますが、これは一時的に効果はあったとしても継続することはなかなか難しいですね。
今回はむくみを撃退しスッキリ体型を目指せるように詳しくお話していこうと思います。
むくみができるメカニズム
人の体は、60%が水分でできています。体内にある水分の3分の2は「細胞液内」という細胞の中に含まれる水分で、残りは「細胞外液」といい、毛細血管に含まれる水分や、細胞と細胞の間を満たしている水分です。この細胞と細胞の間にあるのが「細胞間質液」という液体です。
毛細血管から細胞の間に流れ出る水分が多くなったり、毛細血管やリンパ管へ吸収される水分が減ることにより、むくみが生じます。よって、原因の多くは血液の循環不良に関連しています。仕事内容によっては、同じ姿勢で長い時間過ごすこともあるでしょう。そうすると全身の血行が悪くなり、むくみの症状が起こりやすくなります。
塩分のとりすぎがむくみの原因とも言われていますが、体内の塩分の塩分濃度というのは、一定に保たれています。そのため、体内の塩分量が多くなると塩分濃度を薄めるために体に水を溜め込もうとしてしまうのです。しかも、これまでは一晩寝ると改善されていたむくみも、年齢とともに改善されにくくなり、脂肪となって蓄積されていくことも考えられるのです。
食事と水分摂取
むくみは食事習慣を見直すことでも解消することができます。むくみが気になる場合は、カリウムの多い食品を取り入れることをおすすめします。カリウムにはナトリウム(塩分)を尿として体外に排出する働きがあるためです。上記でお話ししました通り、塩分量が多くなると塩分濃度を薄めるために水を体内にとりこもうとしてしまいます。そのため塩分を排出するためにはカリウムが不足しないことが重要です。
カリウムはどんな食品に多く含まれているのでしょうか。特に多くのカリウムを含む食品はひじき(乾燥)です。野菜ではホウレン草や枝豆、果物ではアボカド、豆製品でおすすめは納豆です。塩分を摂りすぎたなと感じた時には、カリウムを多く含む食品を積極的に取り入れてみてください。
水分か多いがためにむくんでしまうということは、水分を控えれば良いということではありません。逆にむくみを解消するためには水分をしっかりと摂取することが大切となってきます。身体には適切な水分量というのが決まっています。飲み過ぎるのではなく、適度な水分量を摂取することを心がけると良いでしょう。
1日の水分摂取量の目安は2.5Lです。食事から1.0L、体内で作られる水0.3L、飲み水は1.2Lが内訳となります。水分を日頃からあまり摂らないという方は意識をして水を飲むようにしてみてください。
定期的な運動と身体を温める
むくみの対策として、血行を良くすることがとても有効となります。軽い運動でも良いので定期的に身体を動かすことが大切になります。身体を動かすことはスッキリ体型を目指すためにも有効の為、一石二鳥ですね。
そして、冷え性とむくみはとても関係が深いと言われています。偏った栄養や運動不足は不調を引き起こす原因が重なっているため、身体が冷えている状態が続くと必然的にむくみが起こりやすくなってしまうのです。冷えからくるむくみを解消するためには筋肉をつけて代謝をよくし、体温を上げることも大切となります。軽いジョギングやストレッチで適度な筋肉をつけることをおすすめします。さらに運動不足が解消されるとめぐりがよくなり、むくみが取れるだけでなく代謝の良い引き締まった身体を手に入れることができるでしょう。
そして特にむくみが気になるときは湯船に入って、身体を十分に温め、マッサージをして身体も心もリラックスさせましょう。
まとめ
むくみのメカニズムからむくみの解消の仕方をいくつかお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。ほとんどの方がむくみには悩まされているかと思います。むくみは重大な問題ではないため、なかなか対策を続けることは難しいのではないでしょうか。しかし生活の中でほんの少し意識するだけでむくみを解消することが出来ます。できることから始めてみてはいかがでしょうか。また、中にはむくみに重大な病気が隠れていることもあります。生活習慣を変えても治らないときは早めに病院で相談することをおすすめします。
この機会にむくみにくい身体を手に入れ健康でスッキリとした身体づくりを目指しましょう!
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