ダイエットの基本中の基本!カロリーを知ろう!

カロリーについて理解しよう!

外食をする時、値段も気になるけどカロリーも絶対に確認してからメニューを決める!という方は多いと思います。ダイエットを成功させるためには、この「カロリー」は切っても切り離せません。

ですが、カロリーについてなんとなく分かっているつもりでも、説明しようと思うと難しくありませんか?ダイエットの基本中の基本であるカロリーについて、しっかり知識をつけて、かしこく「痩せ体質」を目指しましょう。

カロリーとは?

「カロリー」とはエネルギーの単位です。電化製品が動くためには電気エネルギーが必要なのと同じように、人間も生きていくために常にエネルギーが必要です。

1calというのは、1mlの水の温度を1℃上げるために必要なエネルギーのことで、1Lの水の温度を一度上げるために必要なエネルギーが1kcalということになります。例えば100kcalのエネルギーの食べ物を食べたとしても、100kcalのエネルギーを消費すれば、食べた分のエネルギーは消費されるので体内には残りません。

しかし食べたエネルギーを消費しきれずにエネルギーが残ってしまった場合、そのエネルギーは「脂肪」として体に蓄積されてしまいます。そのため、ダイエットを行う際は「摂取カロリーを消費カロリーが上回ること」が大切だと言われているのです。

では、体に蓄積されてしまった脂肪を消費するにはどれだけのカロリーが必要になるのでしょうか?

正解は・・・脂肪1㎏を消費させるために「7200kcal」が必要になります。これを1ヶ月で消費しようと思うと、1日当たり240kcalのエネルギーを多く消費する、またはエネルギーの摂取を抑えることで「1ヶ月で1㎏の脂肪を減らす」ことができるようになります。

240kcalの目安は、生ビールなら中ジョッキの1.2杯程度、運動で消費する場合はウォーキング50分程度になります。こういった話を聞くと、やっぱり脂肪を落とすためにはカロリー摂取を控えればいいんだ!と極端や食事制限をしてしまう人が多くいらっしゃいます。ですが、必要な栄養が摂れなかったり、バランスが偏ってしまうと逆に健康を損ねてしまいますので過度なカロリー制限には注意しましょう。

カロリーの使われ方を意識しよう

私たちが1日に消費する総消費エネルギーは3つに分けられます。

まず1つ目は、皆さんご存じの「基礎代謝」です。呼吸をしたり、血液を循環させたり、体温を維持したりと、私たちが生命を維持するために必要なエネルギーのことで、睡眠中や何もせず安静にしている状態でも消費されます。

2つ目は「生活活動代謝」です。生活活動代謝とは、睡眠中でも消費される基礎代謝とは違い歩いたり家事をしたりといった日常生活での動作や、運動をした時など体を動かすときに消費されるエネルギーのことです。

そして3つ目は「食事誘発性熱産生」です。食べたものを消化するためのエネルギーのことで、食事中や食後に体がポカポカと温まるのはこのためです。この3つの中でも「基礎代謝」は、何もせずに横になっている時でも消費されるものですが、総エネルギー量のなんと70~80%を占めています。同じ物を食べているのに太ってしまう人と太りにくい人がいるのは、この基礎代謝量の個人差が関係しているのです。

そして、この基礎代謝の中で一番大きな割合を占めるのが「筋肉」です!筋肉を増やせば基礎代謝が上がり、その分消費されるカロリー量が増えるわけですから、消費仕切れなかったカロリーが脂肪として蓄積するのを抑えられるようになります。年を重ねるごとに筋肉量は減少してしまい、基礎代謝も落ちてしまいますので、ダイエットには食事管理と共に、筋トレも取り入れるようにしましょう。

日常生活でのカロリー消費はどれくらい?

先ほどお話しした通り、1日の総消費エネルギーには「生活活動代謝」というものがありますが、実際に普段みなさんがしている家事やお仕事では、どのぐらいのカロリーが消費されているのでしょうか。毎日何気なく当たり前に行っていることでも、日常生活での消費カロリーを意識して体を動かすようにするだけで、1日の消費カロリーを上げていくことができます。

まずは家事での消費カロリーについてですが、家事の中では「掃除」や「買い物」がカロリーを多く消費してくれます。掃除の動作は全身を使いますし、立ったりしゃがんだりする動きが多くなるため1時間で200kcal程度を消費します。

買い物は歩き回ること自体が運動ですよね。体重にもよりますが、1時間歩くと100kcal程度が消費されます。カートを使わずに買い物をすると、より効果的です。

他にも「洗濯」では、洗濯物を干すときに何度も体を上下させて動くのでカロリーが消費されますし、「料理」でも立ちながらの作業や腕の筋肉を使うことでカロリーを消費します。

次にオフィスワークを1時間行った場合の消費カロリーについてです。タイピングなどの座りっぱなしのお仕事ですと50kcal程とあまり高くありませんが、立って作業をしたり、電話をしたりと動きのある作業をしていると170kcal程と消費カロリーが多くなります。運動を取り入れることが大切なことは分かっていても、なかなかそのための時間がとれないという方は多いですよね。

そんな時は、日常の動作に意識を向けて、少しずつでも1日の消費カロリーを上げることから始めてみましょう!

まとめ

カロリーについての基礎知識、どんなところで使われているか、ということがお分かりいただけたと思います。

食事制限ばかりに目を向けず、毎日の生活の中でも一つ一つの動きに意識を向けることで確実に消費カロリーは増えていきます。

また、たくさん「笑う」ことでも、カロリーは消費されます。ストレスばかりのダイエットではなく、笑って毎日を楽しみながら過ごしていけることが、ダイエット成功の近道となるはずです!

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