太りやすい冬のファッションとは?
寒い季節になると、つい厚着をしてしまいがちです。しかし、冬の服装選びがダイエットに影響を与えることをご存じでしょうか?何気なく選んでいるその服装が思わぬ形で「太りやすさ」を助長してしまうこともあります。
そこで今回は太りやすい危険な冬ファッションの特徴と体型を維持するための服選びのコツを紹介します。
冬ファッションが「太る」原因になる理由
冬は厚手のセーターやコートなど、ゆったりとした体型が隠れる服装が主流になります。ゆるい服装は、お腹周りや太ももが少し太くなってきていても見えにくいため、体型の変化に気づくのが遅れがちです。その結果「知らない間に太った!」という事態に陥りやすくなってしまいます。
またお腹が締め付けられない服装は、食事の際に量をコントロールする意識を鈍らせてしまいます。クリスマスや忘年会での食べ過ぎが、そのまま体重増加に繋がってしまう危険性があるので注意が必要です。
食事の面だけではなく、重ね着による体温の過剰保護も太りやすくなる原因となります。寒い季節には何枚も重ね着をして温めようとしますが、厚着をしすぎると体が自力で熱を作り出す必要がなくなり、エネルギー消費が減ってしまいます。これにより、基礎代謝が低下してしまうからです。
さらに、冬のファッションに多いタイトスカートや重いアウターは動きにくいため、日常的な活動量を減少させてしまい、よりエネルギー消費が減ってしまう原因となります。
冬の服装が運動不足を助長し、カロリー消費が少なくなることも「太りやすさ」の一因です。
太りやすい危険な冬ファッションの具体例
・ダボっとしたルーズシルエット
オーバーサイズのニットやスウェットは冬の人気ファッションですよね。動きやすく、中にも着こめて、体のラインも隠せることがメリットでもありますが、逆に体型のラインが完全に隠れてしまうため、「太ってもバレない」という油断を生みやすい服装です。
・ゴムウエストのボトムス
スウェットパンツやゴムウエストのスカートは、とても簡単に着ることができ、楽に過ごせるアイテムですが、食後の膨らんだお腹でも締め付け感が少ないため、つい食べ過ぎてしまう危険性があります。
・動きにくいアウター
ダウンジャケットや厚手のコートは暖かい反面、着ているだけで重さを感じ、積極的に体を動かす意欲を低下させてしまう場合があります。
ただでさえ寒い冬は、外出が億劫になり、運動量が減りがちです。防寒対策と運動へのモチベーションを両立させた服装選びが大切です。
・厚手のマフラーやレイヤードスタイル
厚手のマフラーで首元を覆ったり、何枚も重ね着をするスタイルは、体が外気の寒さを感じにくくなってしまうため、褐色脂肪細胞(熱を作り出す脂肪細胞)の活性化を妨げる可能性があります。
太らないための冬ファッション選びのポイント
まずは、程よくフィット感のある服を選ぶことが大切です。
重ね着をしたりアウターを着る場合でも、インナーは全体的に体にフィットする服を選ぶことで、自然と体型を意識しやすくなります。食事の量を抑えるためにもウエストはゴムではなくボタンやジップで固定されるボトムスを選ぶようにしましょう。
これは自宅で過ごす時も同じです。どうしても外よりも自宅で過ごす時間が多くなる冬は、だぼっとした部屋着やパジャマで過ごしてしまうことがあると思います。ですが、それこそが体型管理の意識を低下させているのです。「誰にも会わないから…」という気持ちは分かりますが、誰にも会わない時だからこそ周りとの差をつけるチャンスです!見えないところでの小さな積み重ねがダイエット成功への道につながっていきます。
また、ゆるい服装をしていると気持ちも緩み、姿勢が悪くなってしまいますよね。姿勢の悪化は見た目だけの問題ではなく、基礎代謝や体の機能に大きな影響を及ぼし、痩せにくい体質になってしまいます。タイトな服を着ることで、体に程よい圧力を与え、無意識に背筋を伸ばしたり、お腹を引き締めたりするきっかけ作りをしていきましょう。
他にも軽量でストレッチ性のある服を選ぶことで、日常的な活動量が減ってしまうのを防いだり、防寒着で完全に寒さを遮断するのではなく、体が少し寒さを感じる程度の服装を心がけることで代謝を活性化させるなど、ちょっとしたコツを取り入れるだけでダイエットの強い味方となってくれます。
まとめ
冬ファッションはさまざまなアイテムでおしゃれを楽しめる反面、体型の変化を見過ごしやすく太りやすい危険性も秘めています。ゆったりした服装や厚着が体型の意識を薄れさせたり、基礎代謝を下げたりする可能性があるため、冬でも太らない服装選びのポイントを押さえながら、おしゃれも体型管理も両立した冬のシーズンを楽しみましょう!
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