筋肉を休ませることのメリット

筋肉は休ませることも必要!

筋トレ=毎日続けること、と思っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。筋トレををする目的や筋トレの強度によっても変わるため、一概には言えませんが、筋トレを行った翌日に疲労感や筋肉痛が続いているような強度で筋トレを行っている方は毎日筋トレをする必要はありません。

筋肉をつけるということは、簡単にいうと筋肉を破壊し、再生するときに以前より強く大きくなるということです。
筋肉を作る過程では、まず破壊が行われます。破壊が起きているときはけがをしているようなもののため当然休ませることが必要となるのです。

今回は筋トレをする際に筋肉を休ませることのメリットについてお話していこうと思います。

筋肉の成長を促す

筋肉が成長するのはトレーニングをしている時ではありません。筋トレを行ったあとの休んでいるときに筋肉は最も成長します。

筋肥大は筋肉に一定以上の負荷をかけることにより筋肉は傷つきます。この傷ついた筋肉は、その後休息と栄養を摂取することにより修復され、そして成長し筋トレ前よりも大きくなります。この現象を「超回復」と呼びます。超回復に要する時間は一般的に48~78時間が効果的と言われています。筋肉痛があるときは、身体が修復しようとしているため、無理をしないことが大切となります。

そこで、毎日筋トレを行った場合はどうでしょう。筋肉が、休む暇がありません。これは筋肉が回復する前に破壊の過程が進んでしまうために常に破壊されている状態が続いてしまいます。よって、成長しづらくなり筋肉の成長を妨げてしまうのです。

筋肉を休ませることにより回復の時間を設け、この期間にタンパク質の確保を行うことで筋肉を大きく成長させることができるのです。

休息中はケガを防ぐ

筋トレを休息なく行い続けると、回復が不十分なのに無理やり最大の負荷をかけることにより、オーバートレーニングの原因となります。オーバートレーニングとは、筋トレによる疲労がたまりすぎて筋肉が回復できない状態を言います。

休養と回復をおろそかにすると、オーバーワークどころかケガの可能性も高まります。トレーニングのパフォーマンスが低下していると感じたときは、休息日を作りましょう。パフォーマンスが低下している状態でトレーニングを行いますとケガをする原因になってしまうので注意が必要です。ケガを未然に防ぐ対策として、筋トレと休息を上手に行うことで長きにわたり、筋肥大を加速させながら、筋トレの効果を上げていくことができます。

モチベーションの維持

トレーニングを継続させるためには、モチベーションの維持が必要不可欠となります。きつい筋トレを毎日続けることは容易ではありません。肉体的・精神的に疲労が溜まって、集中力が低下する可能性があります。筋トレへのモチベーションが下がれば結果として筋トレがつらく感じてしまい、筋トレをやめてしまうこともあるでしょう。

しかし、筋トレ中に定期的な休息をとるということは、やる気と活力を維持するためにとても重要となります。適度に休めることでリフレッシュもでき、モチベーションの維持にもつながります。リラックスタイムとして、ぬるめのお湯に浸かることも効果的です。入浴はリラクゼーション効果が高いため、お風呂にゆっくり入る時間を作り十分な休息をとってみましょう。

トレーニングパフォーマンスを向上させるために筋トレを休むべきサインを見逃さないようにしましょう。トレーニング以外の時間でも常に疲労感がある場合や、筋トレへのモチベーションが上がらない時は、精神的にも疲労が溜まっている証拠です。このような時ほど無理をせず休息を入れてモチベーションを維持し続けて、トレーニングを長期的に継続させることを目指しましょう。

まとめ

筋肉は休めることによって効率的に育てることが出来るという事がおわかりいただけたかと思います。休むことで筋肉が減ってしまうことはありません。筋トレを行った後こそ正しい休み方を取り入れることにより、筋肉の成長に繋がるのです。

筋トレ休息日には休んでいる時間も筋肉は成長するため、休息日にもできることがたくさんあります。たんぱく質を意識して摂取したり、疲れない程度のウォーキングなど、軽い有酸素運動を取り入れてみるのも良いでしょう。軽い運動をすることで血行が促進されることにより疲労物質の排出を促し、よりスムーズに疲労回復を行うことができます。

もし、体力やモチベーションが上がらないなどの精神的にきつくなったと感じた場合は、無理をしないで身体を休ませるようにしましょう。筋トレは継続することで効果が現れるため、習慣づけることが重要となります。上手に休息を摂りながら筋トレに励んでみましょう。

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