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ダイエットを続けるために必要なこと
どんなに意識していても、毎日完璧にはできないのがダイエット。
「今日は疲れたからちょっとだけ」
「このくらいなら大丈夫かな」
そんな小さなゆるみが、知らないうちに習慣になってしまうことはありませんか?
少し休むことは悪いことではないですが、気づかぬうちに“やらない日常”に慣れてしまうのは要注意です。
今回は誰もが経験する「今日はいいか」の気持ちと、そこから自分をうまく立て直すためのヒントをお届けします。ダイエットを「がんばること」ではなく、「続けられること」に変えていきましょう。
なぜ「今日はいいか」がクセになるのか?
私たちの心は、思っている以上に日々の影響を受けやすいもの。
特にダイエット中は、食事制限や運動の習慣でストレスが溜まりやすくなります。
そんな中で、「今日は忙しかったし」「たまにはいいよね」といった気持ちが出てくるのは、ごく自然なことです。
一度や二度の“ゆるみ”なら、むしろ必要なリセットとして機能することもあります。
でも、問題はその状態が続いてしまうことです。
特に次のようなタイプの方は、「今日はいいか」が習慣化しやすい傾向があります。
完璧主義タイプ:「ちょっとでも崩れたらすべて台無しと思ってしまう」
結果重視タイプ:「数字が減らないからやる気が出ない」
周囲に合わせがちタイプ:「みんな食べてるし、私も…」
どれも誰もが当てはまる要素があり、無意識のうちに自分を甘やかしたくなる場面は日常にたくさんあります。
そして一度「今日はいいか」が続くと、罪悪感や自己嫌悪が重なり、「どうせ私には無理」とあきらめてしまうことも少なくありません。
ゆるめることは悪くない。でも、立て直す習慣が必要
ここで大切なのは「気持ちがゆるんでしまったことを責めないこと」。
そもそも私たちの生活はいつも一定ではありません。仕事、家事、育児、人間関係…。体も心も日によってコンディションが違って当然です。
だからこそ、戻るための習慣を持っておくことがとても大切。
・夜に食べすぎたら、翌朝は温かい飲み物と軽めの食事でリセットする。
・運動できない日も、寝る前に深呼吸と簡単なストレッチだけでもして体をほぐす。
・うまくできなかった日でも「また仕切り直そう」と自分に優しく声をかける。
こうした小さな調整を積み重ねていける人こそ、無理なくダイエットを続けられるのです。
完璧じゃなくても大丈夫。
少しくらいブレてしまっても、また戻ってくればそれで十分です。
そうやって自分なりのペースで続けていくことが、ダイエット成功への近道になります。
「今日はいいか」を抜け出す、新しい視点
「今日は疲れたから」「明日からまた頑張ればいいし」
そんな気持ちが続く背景には、生活の中で“メリハリ”がなくなっていることが関係しているかもしれません。
いつの間にか毎日が同じリズムで流れ、気づいたら「ご褒美」や「例外」が自分へのごまかしになってしまう。
実はこの“感覚の鈍り”こそが、ダイエットがうまくいかなくなる大きな要因のひとつです。
そこで意識したいのが、「リズムを取り戻すこと」です。
それは特別なルールを作ることではなく、
・平日と休日で、食事や睡眠のリズムを大きく崩さないように意識する
・「朝早い時間帯のほうが気分が前向きになるな」と思ったら、朝に少し体を動かしてみる
など自分に合った「時間のリズム」を整えることで「今日はやめておこうかな…」という迷いも少なくなり、自然と行動が軽くなります。
また、ルーティンの中に小さな「切り替えスイッチ」をつくるのも効果的です。
たとえば、運動前に好きな音楽を1曲聴く、トレーニングウェアに着替えるだけでも「やるスイッチ」が入る人もいます。
無理に気合いを入れるのではなく、“やる気が出る環境”を先に用意しておく、それだけで、思っている以上にスムーズに体も心も動いてくれます。
まとめ
どんなに真面目に頑張っている人でも「今日はちょっと休んじゃおうかな」と思うことはありますよね。
そんな日があるのは自然なことで、自分を責める必要なんてありません。
大事なのは、そこで立ち止まってしまうのではなく、また少しずつ戻っていけるかどうかです。
ダイエットは、ずっと完璧でい続けるものではなく、ちょっと崩れてもまた元に戻ろうとする気持ちのほうが大切で、「今日はちゃんと意識できた」と思える日が重なっていくことが、自信にもつながっていきます。
もし今日「ちょっとサボっちゃったかも…」と思っても、「そんな日もあるよね、明日からまた少しずつ戻していこう」と、また前に進むきっかけになるような優しい言葉を自分にかけてあげましょう。
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