寝る前のストレッチの良い理由

寝る前のストレッチは良いことばかり!

寝る前のストレッチを行っていますか?ストレッチを行うことが身体に良いことをご存知の方は多いと思いますが、特に入眠前にストレッチを行うと身体に良いことばかりなのです。

今回は寝る前のストレッチが身体に良い理由についてお話したいと思います。

筋肉の痛みや凝りを解消し代謝アップ!

仕事で長時間座ったままのデスクワークだったり、逆に立ちっぱなしの接客を行う方も多いでしょう。また、通勤時に電車で立ちっぱなしが続いたりなど、人の身体は知らず知らずのうちにストレスを溜めこんでいます。そうしたストレスは体の筋肉を緊張させ、やがて肩こりや腰痛などを引き起こすことがあります。

そこでストレッチです。座りっぱなしや立ちっぱなしなどの同じような動作を長時間行った場合、筋肉の疲労によって緊張が高まり柔軟性を著しく低下させます。この筋肉の硬直をストレッチで和らげることができます。そして、身体が柔らかくなります。ストレッチをして柔軟性を高めるということは筋肉を動かして代謝を高めるだけでなく、筋肉のもつポンプ作用を利用して血行を改善させる効果があります。

基礎代謝があがることはダイエットにもとても有効であり、血行が良くなることは手先や足先の冷え症改善につながります。さらに運動や日常生活でたまった疲労物質は、血液に乗って運ばれ分解されます。血行が良くなるということはこの循環が早まり、疲労回復の効果が期待できます。また、ストレッチをすることで柔軟性がアップすると身体を動かすことが楽になり疲れにくくなります。

リラックス効果

無理なく気持ちのいい「静的ストレッチ」をすると、副交感神経が優位になりリラックスした状態になります。「静的ストレッチ」とは、ゆっくり行う柔軟体操などのストレッチです。「静的ストレッチ」をすると心身がリラックスし、血圧や心拍数を下げ、副交感神経の働きが活発になり、より質の良い睡眠が得られる効果があります。

睡眠はダイエットと関係ないと思われがちですが、大いに関係あります。睡眠時はダイエットや美容に大きく影響するホルモンが分泌される大切な時間です。成長ホルモンもその一つです。成長ホルモンは子供の成長に欠かせないホルモンですが、実は大人になっても分泌されています。成長ホルモンは美容・健康にとって非常に大切なホルモンです。様々なダメージを受けた細胞の修復や再生をしたり、肌のターンオーバーの正常化を促したりして、アンチエイジングに欠かせないホルモンなのです。

この成長ホルモンは睡眠時に分泌されます。ぐっすり眠るとこれらのホルモンの分泌量が増え、代謝がよくなったり、食欲が抑えられたりしてダイエットにうれしい効果があります。また、睡眠中には成長ホルモンの他にも、レプチンというホルモンも分泌されます。レプチンは脂肪細胞が分泌する、食欲を抑えてくれるホルモンです。睡眠不足になるとレプチンの分泌が減ってしまいます。反対にグレリンという胃で作られるホルモンがあり、グレリンは食欲を増進する働きがあります。このグレリンは睡眠不足になると増えてしまう性質があるのです。ということは、睡眠不足になると食欲を抑えてくれるレプチンホルモンが減って、食欲を増進させるグレリンホルモンが増えてしまうことになるので、睡眠時間が短かくなると食欲が増して太りやすい身体になってしまいます。睡眠時間はとても大切なのです。

注意点として、寝る前のストレッチが有効だからといって、頑張るストレッチは逆効果です。寝る前にゆっくり「静的ストレッチ」を行い、質の良い睡眠をとりましょう。

ダイエットに効果的!

寝る前に限らずですが、ストレッチはダイエットにとても効果的です。

人の体には自律神経があります。自律神経とは、身体の機能をコントロールしている神経です。例えば、食べたものを消化・吸収することや、血液を循環させること、体温調節、寝ているときに呼吸することなど、自律神経は身体の様々な機能をコントロールしています。

この自立神経は大きく二つに分けられます。一つ目は、リラックスしているとき・寝ているときなどに働く神経で「副交感神経」です。眠っているときがピークに働いていて、その他にも食事中、湯船につかっているときなど、主にリラックスしている時に働きます。このリラックスモードのときに血管を広げて代謝を促し、疲労を回復してくれる働きがあります。

二つ目に、活動しているとき・緊張しているとき・ストレスを感じているときなどに働く「交感神経」です。主に起きている間、仕事や勉強、運動、家事・育児をしているときなどに働き、心身を活発にします。交感神経の働きによって副腎からアドレナリンというホルモンが出て、心身が活性化します。アドレナリンには、消費カロリーを上げて脂肪を燃焼させ脂肪をため込みにくくする効果をもっています。ということは交感神経を刺激することがダイエットに効果的なのです。そこでストレッチです!朝に適度なストレッチをすると、交感神経が優位になり、代謝が上がりやすくなるとされています。

ストレッチは代謝アップやむくみ改善などダイエットに効果的な事ばかりです。積極的にストレッチを行いましょう。

まとめ

寝る前のストレッチがダイエットにいかに効果的なことがお分かりいただけましたでしょうか?

ストレッチをすることは筋肉をほぐすだけでなく、基礎代謝があがったりリラックス効果やよく眠れるようになったりなるなど、ダイエットにも身体にも良いことづくめです。特に寝る前のストレッチは良質な睡眠時間を摂ることができ、健康にもダイエットにも良いことばかりです。寝る前に静かなストレッチをはじめてみましょう!

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