スマホはダイエットには悪影響?
動画やSNSのチェック、ネットショッピング、ゲーム…。スマホは今や日常に欠かせない存在となっています。
しかし、「気づいたら1日ずっとスマホを見ていた」「寝る直前まで手放せない」ということはありませんか?
とても便利なツールではありますが、過剰に見過ぎてしまうことが実はダイエットに悪影響を与えていることをご存じでしょうか。
今回はスマホの過剰使用が引き起こすダイエットの落とし穴と、賢くスマホを活用するためのヒントをご紹介します。
体を動かさなくなることで代謝がダウン
スマホを使っている時間は、基本的に「動かない時間」です。動画やSNSに夢中になっているうちに、気づけば1時間以上座ったままだった…ということも少なくないと思います。こうした時間が積み重なると、自然と体を動かす習慣が減ってしまいます。
特に忙しい現代では、仕事や家事、育児に追われて運動の時間をつくるのもひと苦労ですよね。その上スマホに集中していると「動くきっかけ」も逃すことが多くなります。
たとえば、「外に出て少し体を動かそう」と思っていたのに、スマホを見始めたら止まらなくなってしまって、気づいた時には運動できる時間がなくなってしまったり、「掃除しよう」「ストレッチしよう」と思っていたのに、動画を見ていたらやる気がなくなってしまった…といった経験は多くの方があるはずです。
こうした小さな積み重ねが、1日の総消費カロリーをじわじわと下げ、脂肪が燃えにくい体へと近づけてしまいます。
運動不足で代謝を下がると「痩せにくく、太りやすい」体質の原因になってしまいます。「通知が来てもすぐ見ずに、まず深呼吸をする」「立ち上がって肩や腕を軽く動かしてからスマホを手に取る」など、スマホを見る前に少し体を動かすクセをつけることで座りっぱなしを防ぎ、代謝の低下を防ぎましょう。
「スマホを見る時間を、体を動かす時間にほんの少しだけ置き換える」それだけでも代謝は変わり、ダイエットの成果が見えやすくなります。スマホとの関わり方を少し意識して、代謝を下げない工夫をしましょう。
過食と睡眠不足のリスクも
スマホの使用は、食事にも影響を与えます。特に注意したいのが「ながら食べ」です。スマホを見ながらの食事は、脳が食事に集中できないため、満腹感を感じにくくなります。その結果、つい食べ過ぎてしまうことが増えてしまうのです。
さらに、SNSや動画で目にするおいしそうな料理やスイーツの映像も、無意識に食欲を刺激します。「少しだけ」のつもりが、気づけば甘いものに手が伸びていた…という経験がある方も多いのではないでしょうか。
また、スマホのブルーライトは睡眠の質を低下させる原因の一つです。寝る前に画面を見続けると、眠りを促すホルモン「メラトニン」の分泌が妨げられ、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。
十分な睡眠が取れないと、日中の代謝が落ちたり夜中に空腹を感じやすくなってしまうため、ダイエットが思うように進みにくくなるので、特に寝る前のスマホは控えるようにしましょう。
スマホとの“上手な付き合い方”でダイエットを味方につける
スマホは、使い方次第でダイエットの妨げにも味方にもなる存在です。たとえば、食事記録アプリを使って摂取カロリーや栄養バランスなど、自分の食習慣を客観的に見直すことができたり、運動記録アプリを使えば日々の歩数やトレーニング内容を管理できることで、モチベーション維持にもつながります。
他にも睡眠アプリを取り入れて、自分の眠りの質を把握しながら生活リズムを整える事もできたり、前向きなSNSコミュニティに参加することで、同じ目標を持つ仲間と励まし合いながら、楽しく続けることもできます。
ポイントは「時間帯」と「目的」を意識すること。
・食事中はスマホを見ない
・寝る前1時間はスマホを控える
・SNSをチェックする時間を決めておく
といった小さな工夫が、心と体のバランスを整える助けになってくれます。
まとめ
スマホは現代生活に欠かせない便利なツールである一方で、その使い方によっては運動不足や過食、睡眠の質の低下といったダイエットにとってマイナスな影響を与える原因にもなってしまいます。
ですが、スマホを手放すのは現実的に難しいですよね。大切なのは、“なんとなく”使うのではなく、“目的を持って賢く使う”こと。日々の使い方を少し見直すだけで、心も体も軽くなり、無理なく健康的なダイエットを進めることができます。
まずは「食事中はスマホを置く」「寝る前のスマホ時間を10分減らす」など、できることから始めてみましょう。
スマホとの付き合い方を見直すことが、あなたのダイエット成功への第一歩になるはずです。
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