朝ごはんを食べるメリット

朝食は毎日食べていますか？ダイエットを始めると摂取カロリーが気になり、一食でも抜きたいと考えるようになる方も多いのではないでしょうか。しかし、ダイエットをする際、特に朝ごはんを抜くということが一番NGです。朝は食欲がなかったり、時間がなかったりと食べないことも簡単ですが、実は朝ごはんをしっかり食べることがダイエット成功のポイントなのです。今回は朝ごはんを食べる大切さとダイエットの関係についてお話していこうと思います。

ダイエット中の朝ごはんが重要な理由

ダイエット中だからというわけではありませんが、朝ご飯を食べることにはメリットが多くあります。

前日の夜ご飯からかなり時間が空いた朝は、身体が飢餓状態に近くなっています。朝ごはんを食べることで代謝機能が働きだし体内時計がリセットされます。それにより自律神経のスイッチがオンになり、体温が上がり、基礎代謝が上がりやすくなります。基礎代謝が高いほど、消費カロリーが増えるため、ダイエットをするうえで基礎代謝はとても重要なものとなります。

さらに朝ごはんを食べない場合、前日の夜ごはんからその日の昼ごはんまでには十数時間ほど空くことになり、空腹の時間が長くなります。そうすると脂肪の分解が起こり、脂肪酸が増加、血糖値を下げるホルモンである「インスリン」の働きが鈍くなるため、昼ごはんの後に急激に血糖値が上がる可能性が出てきます。

朝ごはんを食べることにより、その日1日の血糖値の変動が緩やかとなり、血糖値が急激に上昇するのを防ぐことにつながります。ダイエット中は摂取カロリーが気になるかもしれませんが、朝ごはんをしっかり食べることが重要となるのです。

筋肉の分解と脂肪の蓄積

朝ごはんを抜いて長時間何も食べない状態が続くと、蓄積された脂肪のほかに、もともとあった筋肉まで分解され、エネルギーとして使われてしまいます。朝ごはんにはたんぱく質を多くとることにより、筋肉の原料も補給できるため、筋肉を分解されることを防止できます。

筋肉はエネルギー消費量が多いため、基礎代謝を上げるためにも大切となってきます。基礎代謝をあげることはダイエットを行ううえでとても重要です。朝食を食べることにより、筋肉量を維持し、消費カロリーを増やすことが大切です。

さらに、朝ごはんを食べずに昼食をとることにより、飢餓状態で突然カロリーをとることになるので血糖値が急上昇してしまします。インスリンによってエネルギーとして体中に運ばれますが、活動の準備ができていない身体では、カロリーを使い切れず残った分を脂肪として蓄積してしまうのです。

朝ごはんを食べると、身体に適度なカロリーを摂取でき、代謝を活発にすることができるため、脂肪の蓄積を防ぐことができます。朝ごはんを抜くことで、筋肉が分解され、脂肪が蓄積される、これはダイエットにおいて不都合しかありません。ダイエットを効率的に行ううえでも朝ごはんを食べることを習慣づけていきましょう。

朝食を抜くと悪影響も！！

朝食を食べないという人の多くは就寝時間が遅かったりすることで、朝なかなか起きられず身体の調子も悪い傾向にあります。朝ごはんを食べないという事は体内時計がリセットされないため、体も脳も働かず、集中力が低下するとともに代謝が悪くなることで体温も低下し、だるさや眠気をはじめとする不調の原因が生じます。

脳の活動は、ブドウ糖がエネルギーに変換されることで行われます。ブドウ糖は脳にとって重要なエネルギー源ですが、体内に大量に貯蔵しておくことができないという特徴を持っているため、すぐに不足してしまいます。人の脳は睡眠中も稼働しているため、朝の脳はエネルギーを欠いた状態になっています。そこで不足したエネルギー分を補うために朝食を摂ることが重要となってくるのです。朝食を抜くことによる脳と身体の不調は、一日にわたって悪影響を及ぼしてしまうので、ダイエットに関係なく朝食は抜かないようにしましょう。

まとめ

朝食を食べるということは健康的にダイエットをするうえで、メリットばかりではありませんか？朝ごはんを食べる際、健康的に痩せるためにも野菜などの食物繊維を多く含む食材を多くとることと、朝は体温が下がっているため温かい食べ物や飲み物をとることをおすすめします。

さらに、ダイエット中は、栄養バランスが偏ったり、食事の量が減ることにより便秘になってしまうことがあります。便秘は身体の中の老廃物を溜めることになってしまうため痩せにくくなってしまいます。朝ごはんを食べることで食事量が増えれば、便の量も増え、便秘予防も期待できるでしょう。

朝ごはんとダイエットの関係を理解し、健康的かつ効率的にダイエットを行えるといいですね。