お正月に太らないために
今年も1年の締めくくりを迎えました。年末から始まり、お正月にはたくさんのご馳走をついつい食べ過ぎてしまいがちです。
お正月明けに鏡を見たら、なんだか顔がパンパン!という経験はありませんか?そして恐る恐る体重計に乗ってみると、見たことのない数字が…
せっかくのお正月休みなので、多少食べ過ぎたとしても気にすることはありませんが、お正月太りをしてしまう原因と予防するためのコツを知って、体重増加を最低限に抑えられるようにしていきましょう。
おせち料理には要注意!
お正月と言えば、おせち料理。おせち料理は和食だからヘルシーそうに思われますが、甘い味付けのものが多く、侮ってはいけません。
例えば栗きんとんや黒豆、だて巻きなどの煮物系はお砂糖たっぷりなので特に要注意といえます。それに比べ、かまぼこやなますなどは比較的低カロリーとなりますので、ひとつの料理ばかりを食べずにバランスよく食べるようにしましょう。
また、おせち料理と言えば日持ちがするようにと塩分を多く含むものが多いことも特徴です。いつもと変わらない量の食事をしていたとしても、普段より多くの塩分を摂取してしまっている可能性があります。塩分の摂りすぎはむくみの原因となるので、やはり食べ過ぎには気をつけましょう。
食事だけではなく、お酒の飲み過ぎもむくみに繋がります。むくみ防止のためにはカリウムを多く含む食べ物を食べることが効果的です。
ブロッコリーやほうれん草、アボカドやバナナなどが挙げられますが、カリウムには熱に弱いという性質があるので、火を通さず手軽にそのまま食べられるバナナがおすすめです。ブロッコリーやほうれん草も、スープにして食べることで、加熱をしてもしっかりとカリウムを摂取することができます。
ゴロゴロしてしまう実家太りに要注意!
お正月には実家に帰省をし、家族や親戚の方と集まって楽しく食事をして過ごすという方が多いと思います。久しぶりに会う人たちと一緒に食事をするというのは、とても楽しいですよね。
ただその反面、どうしても食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまうので、太りやすくなってしまいます。
家族や親戚が集まるとなると、おせち料理の他にも、お寿司やお鍋、揚げ物にマヨネーズで和えたサラダなど、高カロリーのものが多く並びますね。もちろんお酒もすすみます。そこへそれぞれが持ち寄ったケーキなどのお菓子や果物などが広げられ、常に目の前に何かしら食べるものがある状態になってしまいます。
テーブルの上にたくさんの食べ物が置いてあり、自由に取って食べるスタイルなので、自分が一体どれだけ食べたのかがわからなくなる危険性があるのです。年末年始はテレビを見ながらダラダラと食べ続けてしまったり、余ってしまいそうな食事やおやつがもったいないからと、ついつい食べてしまいがちです。これで太らないわけがありませんね。
特に女性の方は、普段家事を頑張っている分、ご実家では甘えてゆっくり食事をとることができるので、いつもより動くことが少なくなると思います。もちろんゆっくり過ごすことはストレス発散にもなるのでいいことですが、あとの体型のことを少し考えて、ゴロゴロしながらエンドレスに食べ続けてしまうことだけは気をつけましょう。
食べ過ぎてしまったら早めのリセット
お正月についつい暴飲暴食をしてしまった方も、まだやれることがあります。食事を摂り過ぎてしまうと、消費しきれない分は脂肪となってしまいますが、食べたものがすぐに体脂肪として定着するわけではありません。
まずは肝臓に運ばれます。そして48時間ほどかけて余分な糖質や脂質が体に蓄えられ、脂肪となります。さらに体脂肪として定着するのは2週間ほどかかると言われているのです。つまり、お正月太りをしてしまったぁ…と落ち込んでいる場合ではなく、脂肪が定着する前になるべく早く対処をすることがとても大切です。
早くリセットするためには、まず暴飲暴食で疲れた胃腸を休ませてあげましょう。
ただし「食べ過ぎてしまった分、食事を抜こう!」と突然食事を抜くのは禁物です!空腹の時間が長くなると次の食事の吸収率が上がり、そこへドカ食いしてしまう可能性があるからです。ダイエットに一番良くないパターンですね。
食事は抜くのではなく、炭水化物や脂質は控えて、消化の良いものを選ぶようにしましょう。また、夕食の時間を1~2時間程度早めると、寝ている間にも胃腸を休められるので、内臓の本来の機能が回復します。
そして、お正月はとにかく運動不足になりやすいです。寒いですし、外に出る機会もどうしても減ってしまいますよね。ですが、体を動かさないともちろんカロリーは消費されませんし、睡眠の質も下げてストレスをため込みやすくなってしまいます。買い物へ行ったり掃除をするなど、出来る範囲で少しでも動くことを意識しながら過ごせるといいですね。
まとめ
せっかくのお正月休み。豪華な食事やお酒を楽しむことは決して悪いことではありません。大切なのは、できるだけ早く「食事・運動・睡眠」を元の正しい生活リズムに戻してリセットをするということです。特別なことをするわけではありません。
お正月早々重たい体ではなく、気持ちの良い体と心で新しい年をスタートさせられるよう、食生活や生活リズムをしっかり整えていきましょう。
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