加圧トレーニングで冷えやむくみの改善も!
どれだけ温めても、マッサージをしても冷えやむくみが戻ってしまうという背景には、血管の働きと自律神経の乱れが潜んでいます。加圧トレーニングは、血管を刺激し拡張することで、全身の循環を根本から改善する科学的アプローチとして注目されています。
冷えやむくみがなかなか改善されないという悩みを抱える女性にこそ加圧トレーニングは大きな味方となります。
今回は加圧トレーニングの冷えやむくみとの関係性を3つの項目にわけて詳しくお話ししていこうと思います。
血流ポンプ効果で末端まで温まる
加圧ベルトで静脈側の血流を制限することで、動脈から入る血液は流れ込むのに、戻りが悪くなるため筋肉内に血液が溜まる状態となります。これにより筋肉は低酸素状態となり、強い刺激が入ります。加圧を解除するとこの滞留していた血液と新しい血液が一気に流れ込み、毛細血管の隅々まで血流が増加します。これは通常の運動では起こりにくい「血管ポンプアップ現象」となります。これらの働きが冷えていた末端(指先・足先)まで温かい血液を届けるため、温まりやすくなるということです。
毛細血管は冷え性の改善に直結する部分であるため、ここが活性化することで「末端が温まりやすい身体」に変わっていきます。
加圧トレーニングによってふくらはぎや太ももを鍛えると、筋肉の収縮がポンプのように働き、血液を心臓へ押し戻す力が強くなります。加圧状態では筋肉内の代謝物が増え、筋肉がより強く働くため、通常よりポンプ効果が高まり、末端まで血流が届きやすくなると考えらえているからです。
筋肉量アップで「熱を作れる身体」になる
加圧トレーニングでは低負荷でも筋肥大が起きやすいトレーニングです。血流制限によって乳酸が蓄積し、成長ホルモンや代謝シグナルが刺激されるため、通常の高負荷トレーニングに近い筋肥大効果が得られます。筋肉量が増えることで、安静時のエネルギー消費(基礎代謝)が上昇し、結果として「熱を作れる身体」に近づきます。
さらに、乳酸が通常より多く蓄積することで、成長ホルモンが大量に増加します。最大290倍も増加すると言われています。加圧状態の成長ホルモンには脂肪分解を促したり、筋肉の修復と成長を促進する作用があります。成長ホルモンが大量に分泌されることで代謝を高めると体温が上がりやすい身体づくりが自然と出来上がります。
加圧トレーニングは筋肉量アップと成長ホルモン分泌と血流改善という3つの作用で、熱を生みやすい身体づくりに非常に相性の良いトレーニングとなります。
特に下半身の筋肉が増えると、血液を心臓に戻すポンプ力も強化されるため、筋肉がない人はまずは下半身の筋肉を鍛えるところから始めることをお勧めします。
自律神経が整い、血管が開きやすくなる
自律神経は、血管をコントロールするため、乱れることで血管が縮んだままとなり血流が低下します。そうすると冷えに繋がっていってしまいます。さらに血流が悪いと静脈やリンパの流れも滞るため、余分な水分が排出されにくくなりむくみが起こります。
冷えが続くことでさらに自律神経が乱れ、むくむという悪循環に陥ります。
そこで加圧トレーニングによって血流が制限されると、血管内の圧力変化が大きくなり、血管内皮細胞が刺激されます。これによって、血管を拡張させる物質の働きが高まり、血管が柔らかく・開きやすくなるのです。
加圧で一時的に血流を制限した後、除圧すると血液が一気に流れ込みます。この血流の波が毛細血管を広げ、血管の柔軟性を向上させます。
加圧トレーニングでは成長ホルモンが通常の数十倍分泌されることがありますが、このホルモンは血管内細胞の増殖や修復にも効果を表すため、結果的に血管の健康状態が改善し、拡張しやすくなると考えられています。
ほかには、ストレスや睡眠不足などによる生活リズムの乱れによって自律神経が乱れます。自律神経が乱れると冷えやむくみを悪化させることにも繋がるため気をつけてください。自律神経が整うことで冷えやむくみの再発予防にも繋がるため、生活習慣を整えることは大切となります。
まとめ
加圧トレーニングは「血流改善×筋肉量アップ×自律神経の安定」という3つの作用が同時に働くため、冷えやむくみ改善に非常に相性がいいものとなります。
もっとも冷えが気になる人は筋肉を動かし、血流を増やすことを意識することで末端が温まるようになります。お勧めは、1時間に1分だけふくらはぎを動かすことで末端の温まり方が変わります。内臓の冷えの対策としても、夏でも温かい食事や飲み物を選ぶことが有効となります。
血管を開きやすくし、毛細血管の働きを高め、自律神経のバランスまで整えることで、身体の内側から温まりやすく、むくみにくい状態へ導きます。一時的な対処ではなく、体質そのものを変えていくためにも加圧トレーニングは大きな魅力です。
















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