呼吸とダイエットの関係について
日常生活の合間にふと「息が吸いにくい」「ため息が増えた」と感じることはありませんか。浅い呼吸は、自律神経の乱れ、ストレス過多、睡眠の質低下、頭痛や動機などの不調と密接な関係にあります。さらに呼吸が浅いと痩せにくくなるとも言われています。それは、呼吸が身体の代謝や自律神経に深く関わっているからです。
今回は、呼吸とダイエットについて解説していこうと思います。
呼吸と代謝
人は、1分間に約12回、1日に換算すると約2万回も呼吸をしています。
浅い呼吸が続くと体に十分な酸素が行き渡らなくなり、全身の代謝が低下し、エネルギーを生み出す力が弱まります。代謝が落ちると、疲労を感じやすくなります。さらに、代謝が落ち疲れやすくなることで、運動を避けるようになり、筋力が低下するという悪循環に陥ります。筋力低下はさらに代謝を落としますので、深い呼吸をすることで代謝率をあげるように気をつけると疲労回復が見込まれるでしょう。
思いっきり息を吸うと胸が広がり、息を吐くと胸がしぼみます。深い呼吸をすると横隔膜の動きが腹筋をしっかり刺激し、結果としてウエストを引き締める効果が期待できます。呼吸が浅いと筋肉を十分に使うことが出来ず、筋力がどんどん衰えてしまいます。
呼吸と自律神経
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、2つの神経がバランスをとりながら身体の働きを調整しています。
呼吸にも自律神経が深く関わっており、息を吸うときには交感神経が働きやすく、息を吐くときには副交感神経が優位になると言われています。呼吸のリズムにあわせて自律神経も切り替わるような仕組みとなっています。
浅い呼吸は交感神経優位(緊張・不安・焦り)のサインとして表れやすく、心拍上昇、肩や首のこり、頭痛、集中力低下、睡眠障害と結びつきます。パソコン作業やスマホ凝視、長時間のマスク着用、カフェイン過多、不安思考により浅い呼吸を助長していまいます。
呼吸が浅くなり、自律神経のバランスが崩れることにより、ストレスが溜まりやすくなり、イライラや不安からついドカ食いをしてしまいます。
深くしっかり呼吸をすると副交感神経が優位となり、身体がリラックスした状態に入るため、ストレスによる過食を防ぐことが出来ます。
呼吸とダイエット

以上のことから浅い呼吸は身体にいろいろな不調をもたらすといえます。
呼吸は、私たちが無意識に行っている活動ですが、深くゆったりした呼吸を行うことで、血液中の酸素濃度が高まり、細胞がエネルギーを効率的に消費してくれます。酸素が体内の脂肪と結びつくと、燃焼が促進され、代謝が上がるという仕組みとなっています。代謝が上がると、日常の動きや軽い運動でもやせやすい体質に変わっていきます。
呼吸では横隔膜という筋肉が使われ、正しい呼吸を行うことで、横隔膜が上下に大きく動きます。この動きがインナーマッスルを鍛え、腹部の筋肉をも強化します。腹部の筋肉が鍛えられると姿勢が整い、基礎代謝が向上し、ぽっこりお腹の解消が期待できます。
深い呼吸は自律神経にも働きかけ、ストレスホルモンの分泌が抑えられます。特に、コルチゾールという脂肪を蓄積しやすくするホルモンのコントロールに役立ち、心と体のバランスを保ちやすくなる効果もあります。
深い呼吸といえば、腹式呼吸法です。
腹式呼吸法ダイエットに効果的な手順についてご紹介します。
横隔膜を大きく使い、お腹を膨らませ、息を吐くときにお腹を含ませる方法が腹式呼吸法です。この呼吸法はインナーマッスルを鍛え、姿勢改善にも効果があります。
1.仰向けに寝て膝を立て、リラックスする。
2.鼻からゆっくりと息を吸い、お腹が膨らむ感覚を感じる。(約4秒間)
3.口から息をゆっくり吐き、お腹を凹ませる。(約8秒間)
4.これらを、10~15分間、朝と夜の2回行う。
呼吸法ダイエットを行う上での注意点があります。
呼吸は無理をしない程度にゆったりと行うことが大切となります。空腹時や満腹感が落ち着いた時のタイミングで行うことで身体がリラックスしやすく、効果が高まります。
まとめ
呼吸が浅いことで起きる不調はまだまだあります。呼吸が浅く酸素量が不足すると身体の冷えを引き起こします。さらに集中力や思考力が落ちることで仕事や勉強が効率的に進まなくなる場合もあります。
頑張って運動したり、食事に気をつけたりしても、呼吸が浅いままでは痩せにくい体質が続きます。ダイエットをしても痩せにくいなと感じている方は原因の一つに「呼吸の浅さ」が隠れているかもしれません。腹式呼吸を無理なく、毎日続けることで腹式呼吸が自然と定着することが期待できます。理想の体型を目指しながら、健康を維持するための新たな習慣として、ぜひ取り入れてみましょう。
















この記事へのコメントはありません。