夏は筋肉が大切!
「暑くなってきたから運動はお休み…」そんな風に思っていませんか?
夏の強い日差しとムシムシとした空気。外に出るのもおっくうで、熱中症の心配もある季節だからこそ、涼しい室内で体を休めたくなりますよね。
でも実は、“筋トレ”には熱中症に負けない体をつくる効果があるのをご存じでしょうか?
さらにその効果は、痩せやすい体づくり=ダイエットにも深く関係しています。
今回は、暑い夏こそ取り入れてほしい「筋トレ」と「熱中症対策」「ダイエット」の関係をわかりやすくお伝えします。
熱中症にかかりやすい体と、かかりにくい体の違い
熱中症は、単に「暑い場所にいたから」起こるわけではありません。
実は、体の“内側の環境”=体力・筋肉量・水分保持力が大きく関係しています。
熱中症にかかりやすい人の特徴には、以下のようなものがあります
・筋肉量が少ない
・代謝が落ちている
・暑さに体が慣れていない
・汗をかく力が弱く、体温調節がうまくいかない
特に、筋肉の量は熱中症リスクに直結しています。というのも、私たちの体の水分の多くは「筋肉」に蓄えられているからです。筋肉が少ないと、体内の水分保持力も落ち、脱水になりやすくなるのです。
逆に、筋肉がしっかりあると「汗をかいて熱を逃がす力(体温調節機能)」がしっかり働いてくれるので、体に熱がこもりにくく、頭痛・めまい・吐き気など熱中症の症状を引き起こしにくいです。
「私はあまり汗をかかない体質かも…」と思っている人は、もしかしたら筋肉不足が原因かもしれません。
筋トレは、夏太りを防ぐ「最強のダイエット法」
「夏バテで食欲が落ちるから自然と痩せていくはず」と思う方もいますが、実は夏こそ太りやすい時期。理由は主に3つです。
・暑さで活動量が減り、カロリー消費が少なくなる
・冷たいものの摂りすぎで内臓が冷えて、代謝が下がる
・食事だけに頼るダイエットで、筋肉が落ちやすくなる
特に怖いのが3つ目です。
筋肉は代謝を支える“エンジン”のような存在なので、筋肉量が落ちる=痩せにくい体になるということです。
だからこそ、夏の運動がとても大切になります。
といっても、炎天下でジョギングをしたり、無理な運動をしたりする必要はありません。
自宅でできるスクワットやプランクなども立派な運動です。
また、短時間・低負荷でも効率的に筋肉を刺激できる加圧トレーニングは、暑い季節にぴったりと言えます。室内でできて、汗もかきやすく、体の巡りをしっかり促してくれます。
筋肉が増えると基礎代謝が上がるので、ただいつも通りに生活しているだけでも脂肪が燃えやすくなります。
冷房や冷たい飲み物で落ちた代謝を回復させるためにも、筋肉は欠かせないのです。
筋トレで筋肉を刺激すれば、
・血流がよくなる(冷え・むくみ対策)
・汗をかきやすくなる(体温調整力が高まる)
・代謝が上がる(脂肪が燃えやすくなる)
といった、熱中症にもダイエットにも効果的な循環が生まれてきます。
「汗をかける体」こそ、夏を乗り切るカギ
私たちの体は、本来「暑い」と感じたとき、汗をかいて体温を下げる力をもっています。
ところが、冷房に頼りっぱなしだったり、筋肉が少なかったりすると、この機能が弱まってしまいます。
筋トレで代謝を上げておくと、体は汗をかきやすくなり、体温調節の反応がスムーズになります。
つまり「熱がこもりにくくなる」=「熱中症予防になる」というわけです。
さらにうれしいのは、「汗をかける体」=「痩せやすい体」でもあるということ。
汗をかく=体がきちんとエネルギーを使って熱を生み出せている証拠だからです。
筋肉がしっかり働いていると血流も良くなり、汗と一緒に老廃物も排出されやすくなるので、肌がきれいになったり、むくみがとれる効果もあります。
筋トレはキツそう…と感じる方も、加圧トレーニングなら短時間・低負荷でも効果が出やすいので、体に無理なく始められます。
夏こそ筋肉を味方にして、内側から強い体をつくっていきましょう。
まとめ
熱中症を防ぎたい、夏太りを避けたい、疲れにくい体になりたい、そんな願いに共通しているのが、「筋肉」の存在です。
「夏は動きたくない…」そう思う日もあるかもしれません。でも、ちょっとした筋トレを続けることで、熱中症に負けない体がつくられます。
● 筋肉が水分を蓄える → 脱水を防ぎやすくなる
● 筋肉が熱を逃がす → 熱中症になりにくくなる
● 筋肉が代謝を上げる → 脂肪を燃やしやすくなる
つまり、熱中症対策とダイエット、両方に効くのが筋トレというわけです。
涼しい室内でできる筋トレを、短い時間でも続けてみてください。体は確実に変わっていきます。
夏に負けない体づくりは、今日の小さな積み重ねからです。
自分の体を守るためにも、「汗をかける、燃やせる筋肉」を育てていきましょう!
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