筋力アップに欠かせないテストステロンの正体とは

テストステロンの効果

加圧トレーニングの効果をお伝えする時に必ず出てくるものと言えば成長ホルモンです。
ですが、その他にダイエットや筋力アップに大きく関わってくる「テストステロン」というホルモンがあるのはご存知ですか?

スタイルに悩みがある方の多くはこのテストステロンの分泌に問題があり、テストステロンが適切に作られないために筋肉量が減ってしまったり、肌にハリがなくなってしまうのです。

今回は、よりダイエット効果が発揮できる「テストステロン」についてお伝えします。

テストステロンとは?その効果は?

テストステロンという言葉は普段あまり聞きなれない方も多いと思いますが、いわゆる「男性ホルモン」と言われるものです。

このテストステロン、筋肉や骨の成長や維持に重要な役割を持っています。

やる気や判断力を高めたり、自律神経を整える働きもありますが、大きなストレスを受けると急激に減少してしまうという特徴があります。

男性ホルモンというとヒゲが生える、声変わりをさせるというイメージがあり、女性には関係ないと思われがちですが女性の体内でも男性の5%~10%程度のテストステロンが作られています。

このテストステロンは、女性がダイエットをしていく上でスタイルを保つために欠かせないホルモンです。筋肉の成長以外にも骨粗しょう症予防やうつ予防、肌・髪の毛の成長など様々な機能に影響を与えてくれます。

男性ホルモンと言われるテストステロンですが、役割には性別による差はほとんどありません。男性であっても女性であっても、同じような働きをしてくれます。

テストステロンが低下すると?

ダイエット効果やスタイルアップ効果を得られるのがテストステロンです。体型の崩れに悩んでいる方はテストステロンの分泌の低下が原因になっているかもしれません。

テストステロンの分泌が低下すると、どうなるのでしょうか。まずは筋肉が少なくなります

そうすると筋肉量と脂肪量のバランスが崩れていき、基礎代謝も低下をしてしまいます。基礎代謝が低下するということは、太りやすくなるということです。

体重や体脂肪率が低い方も安心はできません。

テストステロンの分泌が少ないと腹部肥満や下半身太りのような体型になりやすいと言われています。いくら体重や体脂肪が低くても、自分の理想とするスタイルでなければ意味がありませんね。

テストステロンの分泌低下は、筋肉や肌のハリが失われていくばかりでなく、コレステロールの上昇や髪のパサツキ、疲れやすくなるなど、精神面にも影響を与えてしまいます。

テストステロンを低下させる原因とは

どのようなことが原因でテストステロンの分泌を低下させてしまうのでしょうか。

テストステロンの分泌を低下させる原因として「肝臓の働きが悪い」ことや「砂糖の摂りすぎ」などが上げられますが、「ストレス」も大きな原因と言われています。

ストレス社会と言われる現代、仕事や子育て、あらゆる人間関係のストレスやコロナウイルスへのストレスなど、誰もが何かしらのストレスを感じていると思います。

人はストレスを感じたときに「コルチゾール」というストレスホルモンを分泌します。

これは過度なストレスから心と体を守ろうとする働きで、それ自体は悪いものではありませんが、テストステロンとは逆の働きをするホルモンなので、テストステロンを壊すことになります。

テストステロンが減少するということは、筋肉が減り太りやすい体になってしまいます。せっかく筋肉をつけるためにトレーニングをしていても、意味がありません。

ストレス状態が続くとコルチゾールの分泌も高くなるので、十分な睡眠やポジティブ思考を心がけてストレスを溜めないようにしていきましょう。

また、トレーニングをすることでテストステロンを分泌させることができるとお伝えしましたが、オーバートレーニング(過剰なトレーニングが長時間続くことによって疲労が徐々に蓄積し、回復できなくなった慢性疲労状態)になると、その疲労からストレスホルモンであるコルチゾールが増えて、結果テストステロンを下げることになってしまうので注意しましょう。

トレーニングは「短時間・高強度」で行うのがおすすめです。

短時間・高強度といえば、まさに加圧トレーニングです。

あまりストイックにトレーニングや食事制限をしてしまうとイライラしてしまう原因となるので、できるだけストレスを溜めないよう、ゆとりを持った計画をするといいでしょう。

まとめ

テストステロンが理想の体づくりにおいて、重要な役割を果たしていることが分かっていただけたかと思います。筋肉量が減る⇒基礎代謝の低下⇒ハリのない筋肉や肌⇒スタイルの崩れが起こります。

テストステロンの分泌によって男性でも女性でも筋肉を成長させることができ、筋肉量の増加によって基礎代謝も上がります。

短時間・高強度の加圧トレーニングでしっかりテストステロンを分泌させて、その後はゆっくりと睡眠をとり、スタイルアップを目指しましょう!

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