ダイエットにおける健康被害

過激なダイエットは危険

「最近ウエストが気になってきたから・・・」と思い立って、ダイエットを始める人もいると思います。世の中には数々のダイエット方法がありますが、その中には、健康に悪影響を与えるものもあり、正しい知識もなくダイエットをするのは実は危険なのです。
今回はダイエットにおける健康被害についてご紹介したいと思います。

極端な食事制限

健康的に痩せるために必要なのは、量とバランスのとれた食事と適度な運動です。

では間違ったダイエットとはどのようなダイエットなのでしょうか。

「◯◯ダイエット」と言って、その食品ばかりを食べるというダイエットが流行しました。スーパーからその食材だけが売り切れたという現象も起こったほどです。りんごやゆで卵、トマトなど様々な食品がありました。

一時的には、痩せることができるかもしれません。しかし、単品の食品ばかりを摂取すると栄養の偏りによって、食事のバランスが取れずに人間に必要な栄養素が不足することになります。

すると身体を壊してしまう危険性があるのです。ですので、過激にやるのはやめましょう。

また極端な食事制限も、確かに体重がすぐに体重が減るという速効性はあるかもしれません。
しかし、こちらも人間にとって必要な栄養素が不足してしまいます。

人間にとって最低限必要な栄養素が不足することで、実は脂肪だけでなく筋肉量も減ってしまいます。

筋肉がなければ、カロリーを消費したくてもできない状態になってしまいます。筋肉量の減少は基礎代謝が落ちてしまうため、痩せにくい体へと変わってしまうのです。

基礎代謝が落ちてしまうと、その食事制限をやめた途端、すぐにリバウンドするということも起こりやすくなります。

サプリメンだけでは痩せない

世の中には痩せるサプリメントなども販売されています。
その中には、「つらい食事制限や運動をする必要もなく飲むだけで痩せる」とうたっている商品もあります。

しかし、人間の体は摂取カロリーと消費カロリーを減らさない限りは痩せるということはありません。サプリメントは、あくまでも食事で摂りきれなかった栄養を補うものであったり、ダイエットをサポートするものです。

そのような食品やサプリメントはダイエットのサポートとして、適度に摂取するくらいにしておきましょう。

体への影響は?

極端な食事制限などの間違ったダイエットを行うと、私たちの体にどのような影響を与えるのでしょうか。

極端な食事制限や偏った食生活を続けていると、単純にエネルギー不足になり、栄養不良となります。
鉄分やカルシウムが不足すると貧血となり、疲れやすいというった症状が現れます。

骨は10代から20代により多く作られます。その時期に偏った食生活を続けることで将来的な骨粗鬆症の原因にもなってしまいます。

極端な食事制限を続けていると、脳の視床下部にある摂食中枢と食欲中枢が乱れます。この部分は私たちの食欲をコントロールしていますが、異常な食生活が原因でコントロールが乱れてしまうと過食や拒食などの摂食障害になる恐れもあります。

また過剰なダイエットにより栄養が不足すると、体に負担がかかります。
すると女性の場合、脳の視床下部が混乱し、ホルモン分泌が減少することがあります。

女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減ると生理不順、無月経、排卵障害といった婦人科系のトラブルが起こり、将来的に不妊の原因となってしまうこともあります。

まとめ

過激なダイエットや過度な食事制限を行うことによって、体調を崩してしまったり、将来的に病気となってしまう場合もあります。せっかく痩せたのに心身ともに健康でなければ意味がありません。
バランスのとれた食事、運動、規則正しい生活を心がけて無理のないペースで健康的にダイエットするようにしてください。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP