加圧トレーニング中の食事法

トレーニング中に最適な食事とは?

加圧トレーニングの効果を最大限に引き出すためには、トレーニング前後にする食事もとても大切になってきます。ダイエット中だからと空腹の状態でトレーニングを始めたり、逆にトレーニングをするにはエネルギーがいるからと満腹状態で始めてしまうのは要注意です。

食べるもの、食べるタイミングに気を付けていただくことで、加圧トレーニングの効果を引き上げることができますので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

トレーニング前の食事

トレーニング前の食事はトレーニングを始める1~2時間前までに済ませていただくといいと思います。

食後1~2時間というのは、食べ物の消化をするために胃腸に血液が集中している時間です。その時間帯にトレーニングを行うと消化不良を起こしたり、気分が悪くなったりする可能性があるためです。

また、食後すぐだと腹痛が起きてトレーニングに集中しにくくなることもあります。そのため、トレーニングは食後1~2時間空けてから行うようにしましょう。これは加圧トレーニングに限ったことではなく、運動全般に言えることです。

ただ、皆さん忙しい生活の中で加圧トレーニングを行っていただくとなると、そんなにうまく食事の時間を合わせられない時もあると思います。

お仕事終わりに急いで来ていただく方などは、空腹のままトレーニングを行うことになってしまいますよね。しかし、空腹状態でトレーニングをしてしまうと低血糖症になるなど、体調を崩してしまう可能性があります。

基本的には「トレーニング1~2時間前」を守っていただきたいですが、どうしても早めに食べ終わることができない時は、手軽に糖質を摂れるおにぎりや、帰宅時間の間でも消化されやすいバナナなどを食べることをおすすめします。

おにぎりやバナナはコンビニで買うことができるので、トレーニングまで時間のない方は空腹状態のままにならないよう、パパっと食べてからトレーニングを始めてくださいね。

トレーニング後の食事

続いて、トレーニング後の食事についてです。

栄養を効率よく取り入れるためには、トレーニング前の食事だけではなく、トレーニング後の食事についても大切になってきます。

まず、トレーニング直後は栄養をとても吸収しやすい状態になっています。そのため、トレーニング後1~2時間は糖分の摂取を控えていただきたいです。

炭水化物も糖質が多く含まれていますので注意が必要です。トレーニング直後に糖分の多い食事をしてしまうと、肥満に繋がる可能性がありますので気を付けましょう。

ではトレーニング後は何も食べてはいけないの?というと、そうではありません。

トレーニング後30分以内に肉や魚などのタンパク質中心の食事を摂っていただくことで効果的に筋肉をつけることができます。これは、加圧トレーニングによって疲れ切っている筋肉を回復・再生させるためにタンパク質を必要としているからです。

トレーニング後1時間ほどで筋肉の合成が始まるので、それまでにタンパク質が摂れていることが理想です。

また、筋肉の成長を促すのに効果的なのがトレーニング後にプロテインを飲むことです。筋肉をつけたいと思っている方はぜひプロテインの摂取を試してみてください。

栄養素や消化時間も考えましょう

トレーニング前後の食事のタイミングについてお話してきましたが、その他にも食品の栄養素や消化時間なども考えながら食事を摂ることで、効率よく理想的な体づくりができます。

「筋肉にはタンパク質」というのはよく知られていることだと思いますが、タンパク質であれば何でもいいというわけではなく「良質なタンパク質」を摂取することが大切です。

タンパク質はアミノ酸という成分で構成されています。その中でも体内で合成できないアミノ酸のことを「必須アミノ酸」と言い、筋肉をはじめ、髪の毛や爪などを作る大切な成分です。この必須アミノ酸が含まれているタンパク質のことを「良質なタンパク質」と呼びます。

良質なタンパク質を含む食材とは、肉や卵、乳製品、大豆製品などです。特に加圧トレーニング後の食事では脂質を控えたいので、トレーニング効果を高めるためには肉なら鶏肉(できれば胸肉やささみ)、卵料理なら油を使う目玉焼きやスクランブルエッグよりもゆで卵にして食べていただくことをおすすめします。

また、豊富なタンパク質を含むことから「畑の肉」とも呼ばれる大豆製品(豆腐や納豆)は、消化吸収率も良く、自律神経を整える効果もあるので加圧トレーニング後にぜひ摂取していただきたい食品です。

食品によって消化時間が違うこともポイントとなります。

「加圧トレーニング前の食事は1~2時間前までに」というのを守っていただいても、油の多いお肉など消化に時間がかかるものをお腹いっぱいに食べてしまうと、トレーニング開始までに消化吸収が終わっていない状態になります。

消化が終わっていないということは胃腸に血液が集まっている時なので、その時にトレーニングを行うのは消化不良を起こしたり、トレーニングの十分な効果を得られない可能性があります。

お肉を食べたいという方は、トレーニング前よりもトレーニング後に食べることをオススメします。また油の多いお肉の場合は、吸収されやすいトレーニング直後は避け、時間を空けてから食べてください。

まとめ

加圧トレーニングの効果を高めるためには、トレーニング前後の食事について考えることも大切であることが分かっていただけたと思います。

トレーニング前は、胃腸に負担がかからないように消化時間や食べ過ぎに気を付けながら、エネルギー源になりやすいおにぎりや消化の良いバナナを摂りましょう。

トレーニング後はプロテインや良質なタンパク質を積極的に取り入れていただくことをおすすめします。

加圧トレーニングの効果を最大限に実感していただくために、トレーニング前後の食事も意識して摂っていきましょう。

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