少食なのに太ってしまう人の3つの特徴とは

あまり食べないのに太ってしまう理由とは?

太ってしまうことを恐れて少食になっている、なのに太ってしまう、そんな悩みを抱えている方は意外と多いでしょう。実は食べなければ痩せる・太らないという考えは間違っています。間違った食事制限は痩せないどころか、時に太りやすい身体を作ってしまいます。

今回は、少食なのに太ってしまう人の3つの特徴について説明します。

食事の栄養バランスが悪い

ダイエット中は食事制限をしている方が多いでしょう。全体的な食事の量を減らしたり、炭水化物を減らしたり、糖質を制限したり、様々な食べ物を我慢することが増えるかと思います。

しかし、この食事制限こそが太りやすい身体を作っている原因かもしれません。

ダイエットに一番大切なのは、必要な栄養素を必要な分摂取することです。ダイエットの時に特に意識してほしいのが、PFCバランスと言われる三大栄養素のバランスです。PFCとは、Protein(タンパク質)・Fat(脂質)・Carbohydrate(炭水化物)の頭文字をとったものです。

無理な食事制限によりこのPFCのうち、どれか1つでも欠けてしまうと、栄養の吸収や筋肉の維持ができません。ダイエットどころか逆に体脂肪が付きやすくなり、リバウンドにもつながりやすくなってしまいます。無理な食事制限とまではいかなくとも、少食を心がけているからといって、栄養素をきちんと意識していないと意外と炭水化物・脂質を取り過ぎてしまっているかもしれません。これもPFCバランスを崩す原因ともなります。

また、PFCである糖質、脂質、たんぱく質などがスムーズに働くためには、ビタミン・ミネラルなどの栄養素が必要不可欠です。これらの栄養素が足りないと、食べたものをエネルギーに変えることができません。少食であるとビタミンやミネラルが不足しがちです。PFCバランスを意識するのとともに、ビタミン・ミネラルも積極的に摂取できるよう意識しましょう。

交感神経の働きが衰えている

疲れがぬけない、肩がこる、眠りが浅い、イライラする、食べすぎていないのに太る……などの症状がある方がいたら、もしかしたらさまざまなストレスによる「自律神経の乱れ」が原因かもしれません。

自律神経とは、身体の機能をコントロールしている神経です。例えば、食べたものを消化・吸収することや、血液を循環させること、体温調節、寝ているときに呼吸することなど、自律神経は身体の様々な機能をコントロールしています。

自律神経は大きく二つに分けられます。

一つ目は、リラックスしているとき・寝ているときなどに働く神経で「副交感神経」と言います。眠っているときにピークに働いていて、その他にも食事中、湯船につかっているときなど、主にリラックスしている時に働きます。このリラックスモードのときに血管を広げて代謝を促し、疲労を回復してくれる働きがあります。

二つ目に、活動しているとき・緊張しているとき・ストレスを感じているときなどに働く「交感神経」があります。主に起きている間、仕事や勉強、運動、家事・育児をしているときなどに働き、心身を活発にします。交感神経の働きによって副腎からアドレナリンというホルモンが出て、心身が活性化します。アドレナリンには、消費カロリーを上げて脂肪を燃焼させ脂肪をため込みにくくする効果をもっています。

この副交感神経と交感神経で成り立っている自律神経ですが、時に人間関係や仕事での悩み・不安・強いプレッシャーといったストレスが原因で、交感神経系が優位な時間帯が長い状態が続くことがあります。そして、交感神経と副交感神経とのバランスが崩れ、自律神経が乱れてしまうことがあります。

自律神経が乱れてしまうと、体がだるくなる・頭痛・肩こり・不安が強くなるなど、身体の肉体面にも精神面にも大きな影響を及ぼします。ダイエット的には、交感神経の働きが衰え脂肪燃焼効率が悪化し、太りやすくなってしまいます。

自律神経を整えるために一番大切なのは、メリハリのある生活を送ることです。

朝明るくなったら起きる、昼はアクティブに動き体と脳を活性化させる、3食しっかりと食べて、夜はしっかり睡眠をとるなど、オンオフの切り替えをより意識しましょう。

また、マッサージやストレッチで身体をほぐしたりすることも良いでしょう。適度に休み、適度に体を動かすといったことを意識しましょう。生活のメリハリが、自律神経のメリハリにつながります。

基礎代謝が低い

ダイエットといっても様々なダイエットがありますが、1日の摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにするのがダイエットの中で常識とされています。では、食事を減らせば良いのでは?と安易に考えて、ただただ食事量を減らしてみる、これは間違ったダイエット方法です。

どれだけ頑張っても、ダイエットに逆効果になってしまいます。過度なカロリー制限は、キレイに痩せるための栄養が足りず、逆に痩せにくい体を作り上げてしまいます

これはなぜなのでしょうか?

消費カロリーの中には、基礎代謝と呼ばれる何もしなくても消費されるエネルギーがあります。呼吸や心拍など、生きているだけで消費されるエネルギーのことです。ダイエットに大事なことはこの基礎代謝を上げることです。基礎代謝を上げることで、特に運動していなくても消費されるカロリーが増えて、痩せやすい体になれるという嬉しい効果があります。逆にこの基礎代謝が減ると、痩せにくい身体・太りやすい身体になってしまいます。

基礎代謝を上げるためには3食きちんと食事を摂り、必要な栄養を適量摂りましょう。そして、筋トレをして、筋肉量を増やすとより基礎代謝も上がります。

まとめ

少食なのに太ってしまう人の3つの特徴について説明しました。ご自身に当てはまるところはありましたか?

ダイエットに一番近道なのは、3食きちんと食べて栄養を摂り適度な運動をする、メリハリある健康的な生活を送ることです。焦らず、実践していきましょう。

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