ダイエットにはカロリー制限?それとも糖質制限?

カロリー制限か糖質制限か

ダイエット法の主流と言えばカロリー制限ですよね。そしてもう一つ最近増えてきているのが、糖質制限のダイエット法です。

どちらも普段の食事を制限をすることではありますが、それぞれの違いやメリット、デメリットは何なのでしょうか。

自分に合っているのはカロリー制限なのか糖質制限なのか、ぜひこの記事を参考に選んでみてください。そしてダイエットを成功させ、理想の体型を目指しましょう。

カロリー制限と糖質制限の違いとは

まず、ダイエット中の食事についての原則を振り返ってみましょう。

ダイエット中は食べ物などから摂るエネルギーより、生活の中で動くことによって消費するエネルギーを多くする必要があります。この収支をマイナスにするためのバランスが大切です。この大原則を元に、次に意識すべきは食事の内容と三大栄養素のバランスです。

三大栄養素とは「タンパク質、脂質、糖質」の3つですが、この中で身体にとって最も重要な栄養素はタンパク質です。特にダイエット中はタンパク質の摂取量は増やしたい栄養素です。そうなるとタンパク質以外の栄養素である脂質と糖質のどちらかの栄養素を控えることになるので、そのうち糖質を控えるのが糖質制限ダイエットです。

カロリー制限と糖質制限の違いは、簡単に言うと糖質制限はカロリー制限の手段の一つとなります。糖質というのは一日の総摂取カロリーの半分近くを占める栄養素です。糖質を多く含む主食等を抜いて糖質を制限することでカロリー制限をするのが糖質制限ダイエットですね。つまり、2つのダイエット法の違いは「何を制限するのか」という違いになります。

とにかくカロリーが多い食べ物を減らすのか、糖質を多く含む食べ物を減らすのか、自分に合った方法で取り組みましょう。

それぞれのメリット・デメリット

まずカロリー制限は、1日のカロリー収支を「摂取<消費」にするために食事からの摂取カロリーを減らすという考え方です。

消費できるカロリー以上に食べ過ぎないようにしましょうというシンプルな考え方が分かりやすいですね。特に何の食べ物を控えるという縛りはなく、揚げ物や甘いものなど、自分がよく食べているものの中でカロリーが高い食品を減らすやり方となります。

現在はほとんどの食品にカロリー表示がされているので、簡単にカロリー計算をすることができます。ただ、毎日カロリーを計算しながら食事を摂るというのは継続が大変です。また、高カロリーと考えると油が敬遠され、低脂質の食事になりがちなので、お腹が空きやすくなります。

そして何よりカロリーを制限することだけ気にしすぎてしまうと、食事が偏ってしまい、栄養バランスが崩れてしまうのがデメリットです。そうなると筋肉量が減る痩せ方となってしまうので、ダイエット前よりも太ってしまうリバウンドが起こる可能性があるので注意しましょう。

一方糖質制限はというと、カロリーではなく「糖質の多い食品を制限する」ダイエット法です。糖質が多い食事のメニューと言えば、ご飯やパンなどの主食ですね。どの程度の糖質制限をするかにもよりますが、一般的なケースでは主食の制限を意識するだけでも十分効果が表れます。

主食を減らすということは、必然的に摂取カロリーも下がることになるので、カロリーを意識しなくても摂取カロリーも制限することができます。また、糖質以外の食事に制限はないので、肉や魚、脂質など腹持ちの良い食べ物が食べられるので、空腹を感じにくいのがメリットです。

肉や魚からタンパク質がしっかり摂れて、筋肉量が減りにくいので、脂肪が燃えやすくダイエット効果も上がります。デメリットとしては、主食を制限する分おかずの量が増えるので、食費がかさんでしまうことが挙げられます。

肉の種類を変えたり、安くて栄養が豊富に含まれるを利用し、うまく食費を抑えながら取り組んでみてください。

結局どちらの方がいいの!?

多くの方が馴染みのあるカロリー制限は、シンプルで始めやすく、制限するものを自分向けにカスタマイズしやすいのがメリットではありますが、やはり食事の偏りから筋肉量が減ってしまう可能性が高いので、おすすめは糖質制限です。

ダイエットを成功させる秘訣は「無理なく長く続けられること」だと思います。長く続けるためにはストレスは禁物ですよね。

カロリー制限ではカロリーを抑えることばかりに集中し、どんどん食べる量を減らしていってしまう自己流のダイエットに陥りやすいです。そして低カロリーの食事は空腹を感じやすいので、だんだん続けることにストレスが溜まってしまいます。ストレスが溜まってくると、いつかドカ食いをしてリバウンドを引き起こしてしまうのです。

その点、糖質制限は糖質の多い主食は制限することになりますが、他のおかずはしっかりと食べられるので我慢が少ないくリバウンドする可能性を減らすことができます。また、毎食カロリー計算をしなければいけない面倒臭さもないので、長く続けることができます。

「早く痩せたい!」という思いから短期間でたくさん減量をしようとすると、筋肉が落ち、代謝量も落ちて太りやすい体質になってしまいます。それは絶対に避けたいですね。

結果を早く出したい気持ちはとてもよく分かりますが、食事制限をメインにダイエットを考えている方は、糖質制限で焦らずじっくりと続けていくことをおすすめします。

まとめ

空腹感を我慢することはツラいです。最初は頑張れたとしてもずっとは続けることは難しいです。またそれがストレスとなることでダイエットの成功率を下げてリバウンドしてしまう原因となります。

糖質制限では糖質が多く含まれるご飯やパン、芋類などを制限すれば、その他のものはしっかりと食べることができるので、空腹によるストレスが少なく続けやすいです。身体や心がストレスを感じないよう、無理なく続けていきましょう。

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